今、柳田邦男氏の 「壊れる日本人 ケータイ ネット依存症への告別」という本を読んでいます。 この中で、氏は子供たちの中に現実と非現実の境や区別 が見られないことがままあることについて、 明快に論理的にこれを解明しています。 あるいは、携帯やネット、スマホなどに過度に依存している人たち についても、その現象や問題点などを 同じように論理的に解明しています。
今まで私はこれらについて、専ら好悪の感情あるいは有害無害か という観点から 見ていましたが、 本を読むにつれ、 これを立体的に、論理的に理解でき始めたような気がします。 その意味では一歩前進 した気がします。
これが直接学習塾での子供達の勉強の指導に役立つかどうかはわかりませんが、少なくとも現状を理解することは 、 中長期的に見て、 何かの折にはきっと有効、有用に違いありません。 非常に 優れた本だと思います。