たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

やっとこさ・・・

2015年01月20日 23時11分55秒 | 日記
日曜日にやっとこさ今年の手帳を購入しました。
「幸せの黄色いハンカチ」をイメージして、黄色い表紙のものを選びました。
毎年同じメーカーのもの。さっそく日記帳がわりに、1日からの出来事と自分の気持ちを書きいれました。毎日同じ時間に同じ場所に行って同じことをやっていた時とちがっていろいろです。自分で予定を決めていかなければならないという自由はある意味不自由で疲れます。
人が決めてくれたことをただやっているだけの方がずっと楽だっということですね。

今日は研修に参加してきました。
自分と同じような立場の方をフォローする人のための研修です。
お話を聴かせていただきながら、自分がくぐりぬけてきた、闇の中を手さぐりするような日々にあらためて思いを馳せます。
時間がたっているせいか、自分のことなのに、自分のことでないような、ただ夢を見ていただけのような気がしてしまうこともあります。自分がそういう立場になったということが今でも信じられないといえば信じられない。
一昨年お別れした母が数年前、「今だに信じられない」と言っていたことを思い出します。
本当に信じられないといえば信じられない。でも事実なんですね。

以前にも書いていると思いますが、妹とのお別れのあと、1カ月か2カ月ぐらいあとだったと思いますが、藁にもすがる思いでカウンセリングルームを訪ねました。「暮らしの中のカウンセリング」という本で読んで、その本自体の内容は覚えていませんが、本の最後の方に紹介されていたカウンセリングルームの中から選んで、電話で予約を入れて訪ねました。
扉を開けたとき、今もおつき合いのあるY先生が椅子に坐って、よくいらっしゃいましたね、と待っててくださったことを今でも覚えています。
それまで誰にも言えずに自分の中だけに閉じ込めてこらえてきた思いをやっと話せる、ここでは話していいんだという安心感がありました。
50分間の間泣き続けました。とめどなく涙を流し続けながら、妹のこと、母の病気のこと、家族のこと、話しました。沈黙の時間は、先生は待っててくださいました。
先生がわたしの生きる力を信じてくださったことがわたしを救ってくれました。
そう気がついたのは先生と初めてお会いした時から20年近くがたってからでした。
あの時他のカウンセラーの方だったら今どんな自分がいるのか、それはわかりません。
今日も同じ立場の方も何人かいらっしゃいましたが、本当にみなさん真面目に一生懸命生きていらっしゃってすごいなと思います。こんなことがなければ出会うことのなかった苦しみ、
一生懸命だから苦しむ。でも、こんなことがあって出会えたこともほんとうにたくさんある。
出会えたことを大切にしながら生きていくしかないんだとあらためて思います。

Y先生からいただいたものを社会に還元していけるようになるのか。
人生のやり直しの時に立ち止まったままで、どこに向かえばいいのかわからずに、
まだほんの小さな一歩しか踏み出すことのできていないわたしがいます。
答えを見つけられずにおろおろするばかりのわたしがいます。
混乱の終結をめざして、今はもうすぐやってくる緊張感を強いられる場面を乗り越えること。
そのためにふんばることがまず先。でもそうとばかりも言っていられないのが大変なところです。いくつかのことを同時に考えているので頭の中が疲れます。
ゆっくりゆっくり、勉強し直しながら行けるといいですがむずかしいですね。
生きていくことにこれが絶対に正解でこれは不正解というものはどこにもないので、
試行錯誤の連続でほんとうにむずかしいです。今はまだ自分に自信をなくしたままです。

気がついたら長くなってしまいました。

写真は、曇り空のフレンチ・リバーです。