たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

青い空と夢

2016年06月02日 21時58分45秒 | 日記
 やっとこさ木曜日まできました。今日の夜は懇親会ありましたがわたしは参加しませんでした。最初からそのように意思表示していました。たばこの煙がダメなので・・・という理由にしました。それは本当ですがあまりにきが進まないというのも本音。さっさと帰ってきてツィッターやブログをチェックしながら食事するというしばしの幸せな時間がないと全く気分転換ができずにもちません。プライベートな時間まではけっこうですっていう感じです。慣れない所でそういう場面に顔を出さないというのはどういうものなのか、明日行ってみないとわかりません。責任者の女性は、人を打ち負かすのが好きとか・・・?なんだかよくわかりませんが変わった方です。人の上に立ってはいけないタイプ。周りが大変です。まあ今までも人として尊敬できる管理職に出会ったことなんてありませんけどね・・・。会社人間だったであろうオジサンを連日みていますが、やたらと声がでかいだけで(団塊の世代は声がでかいとか・・・)、たまたま地雷を踏んで怒りのツボにはまってしまうと大変なことになりますが、なんだか人としてどうしようもない感じがします。全くもう頭を使っていないというか、景色がちゃんと見えていないと感じます。彼らがこぞって後期高齢者になっていく時日本は本当に大変なことになるだろうと思います。今から準備しないと間に合わないぞ、と毎日ひそかに心配しています。

 今日のお昼休憩は1時30分から。朝おにぎり二個食べていったのにおなかすいてきてしまって辛かったです。お店はもう間に合わないのでコンビニでお弁当買ってやや久しぶりに公園へ。暑くもなく寒くもなく、風が強かったですが、気持ちのいいお天気でした。青い空を見上げながらしばしの解放感。この空はプリンス・エドワード島で見上げた高く青い空とつながっているんだなあって思いながら見上げました。思い出します。オーウェルコーナー歴史村で草に寝転んで見上げた高く高く青い空と流れる雲。自分も宇宙の一部なんだなあって体中で感じたひととき。忘れることはありません。

 ほしいモノは消耗品とタブレット端末やパソコンをのぞけばもう何もありません。願いはこの世にある間にいつかまたプリンス・エドワード島に行くこと。できればバンクーバーから入ってカナディアンロッキーを鉄道で旅してトロントから島へ入りたい。せっかくだから世界遺産の街ルーネンバークも行きたいとかすごい欲張り。そのために準備することはたくさんあります。不要なモノは全部捨て去りたい。こんなに荷物の多い私にはなかなか実現は難しいですがほんとに必要なものだけで暮らしたい。もっともっと身軽に旅したい。あとこの世にいる間にイタリアのトスカーナ地方と、フェルメールの絵に出会うためにオランダの美術館を訪ねたい。トスカーナ地方にあこがれているのは、以前にも書いたことありますが「踊れトスカーナ」という映画と出会って以来ずっと。フェルメールの絵は来日したものをなんどかみていますが、ごちゃごちゃと狭い中に人があふれかえった上野の美術館で係員にせかされながらみるのではなく、絵が誕生した空気の中で静かに絵と対話したいという贅沢な願い。こんなささやかで遠い夢。この世を旅している間に叶えられるでしょうか。狭い職場の、ガチャガチャと落ち着かない空間と時間。ものすごく疲れます。そんなことは小さなこと、どうでもいいことだって思える時間も必要ですね。

 2010年6月。父の具合が悪くなってきているのを知りながら、弟への後ろめたさを感じながら訪れた春のプリンス・エドワード島。乗り換えのトロントの空港で、同じ個人向けツアーを利用した女性の二人連れに声をかけていただきました。その時わたしの顔は日頃の疲れと時差とかなりひきつっていました。自分でもよくわかっていまいた。そのわたしが翌朝島で有名なジャム屋さんの庭を散策しているときものすごく幸せそうな表情をしたんだそうです。思い出しました。島にたどり着くまで、休みをとるために働いて働いて働きつくして、出発する成田空港に着くまでが本当に長い道のりでした。やっとこさ飛行機に乗ると時差12時間に疲れ切った体が参ってしまって、それでも嬉しかったです。なんだか懐かしい場所に帰ってきたみたいで幸せ感でいっぱいでした。いつかまたこの世を旅している間にこんな幸せな時間を持ちたいと夢見ながらあと一日で連休なんだとふんばります。あーこのまま帰りたいと涙をにじませながら公園のベンチで過ごしたお昼休憩でした。明日も1時30分からお昼休憩。朝は寒くなるようです。何を着たらいいやらわからない木曜日の夜です。オシマイ!

 
 写真は久しぶりにプリンス・エドワード島、ブルーウインズティールームの庭で見上げた高い空。プリンス・エドワード島で過ごした時間はわたしの心の宝物。