たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2016年『ルノワール展』_「田舎のダンス」「都会のダンス」「浴女たち」

2019年04月23日 20時17分28秒 | 美術館めぐり
 書きたいとずっと思いながら書けていなかった美術館めぐりを少しずつ。

色々と整理していると、2016年『ルノワール展』もそれっきりになっていたことに気づいたので自己満足の思い出し日記。



2016年8月22日記事、『ルノワール展』に行ってきました
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/703222eabce971cecdf0d3c80ad02da3

2016年8月28日記事、『ルノワール展』_ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/efbf63afa7baf4520f58abdad89b593e

(会場で絵葉書を購入しました)





『都会のダンス』(部分)
1883年、油彩、カンヴァス、179.7×89.1㎝
オルセー美術館




『田舎のダンス』(部分)
1883年、油彩、カンヴァス、180.3×90㎝

オルセー美術館

この二つの作品は並べて展示されていました。モデルは妻となった女性で、嫉妬した彼女が自らモデルになりたがったという音声ガイドの解説でした。
妻と知り合った時妻21歳、ルノワール39歳、39歳で結婚し、長男は44歳の時に誕生。三男が誕生した時はルノワール60歳。
ルノワール74歳の時に妻は56歳で先立ちました。
息子に「君のお母さんは全く下品な所がない」と語ったという音声ガイドの解説でした。



『浴女たち』
1918‐1919年、油彩、カンヴァス、110×160㎝
オルセー美術館

ルノワール77歳、晩年最後の全身全霊を込めた作品。
妻の死、第一次大戦で負傷した息子たちに心を傷めながら、晩年「最善を尽くし切るまで死ぬわけにはいかない」と描き続けました。
みる者の気分を明るくする「幸せの画家」とルノワールは呼ばれました。
生命力と人へのいつくしみに溢れた作品群に元気が出る展覧会でした。