たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

つかの間の夢のひとときでした

2019年07月21日 23時14分14秒 | 宝塚
 宙組『オーシャンズ11』東京宝塚劇場公演千穐楽ライブビューイング。郷里の最寄り駅から二駅となりの映画館でした。夜になると無人駅の周辺真っ暗で近いのにわかりませんでした。電車を利用していく人なんてほとんどいない田舎のショッピングモールの中でしたが近いのはとにかくありがたかったです。明日からのことを考えてライブビューイングの前後に持ち返ってきたリーフレットを読んでいましたが頭の中こんがらがり、これ以上入っていきません。飽和状態。同時にいくつものことをおぼえる能力がわたしにはありません。でもお給料もらっているんだから覚えてくださいね、で一度や二度きいてもわからいことだらけだし似たような言葉がたくさんあるしごっちゃごちゃなのに説明しましたよね、って言われてしまうし、みんなも電話とっているからって言われてすごくききづらい。電話が恐怖の一週間の始まり、いや一週間持たないかも。また家を出るためには何十万もかかるので稼がないといけないですが夢の中でもうなされてこれ以上無理っぽい。ゆっくり休みながら体制を立て直して出直す為に帰省したのに想定以上にわたし苦しんでますね。気がつけば休めたのは最初の一カ月ぐらいで都心でひとり暮らしをしていた時よりもさらに生きることが苦しくなっています。なにやっているんでしょうかね、わたし。

『オーシャンズ11』は楽しかったです。東京は千穐楽も二回公演。みなさん疲れがマックスで最後の力を振り絞っていた感でした。真風さん、声にさらにつやが出てきて歌う時の声量すごいしまどかちゃんのトップコンビ、いい感じで安定してきたなあと感じました。まどかちゃん、デュエットダンス、ショートカット、よくお似合いでした。キキちゃん、フィナーレの大階段を降りてくる時の表情がすごく納得の大満足にみえました。もう少し先のことでも、先のことであってほしい、ちょっと複雑だけどこのまま宙組がいい、二番手長いけど宙組でトップになってほしい。もし花組でトップにってなっていたら負担が大きくなり過ぎたと思います。長い手足を存分に伸ばして、のびのび、生き生き楽しそうにやっているキキちゃんの姿に安心感。最後のジョンソン先生のアドリブは小池先生だったのか、なるほど。ツィッターにジョンソン先生のアドリブまとめが時々あがっていました。大劇場初日から客席を楽しませようと毎公演工夫してアドリブを変えていたキキちゃん、星組時代の紅イズムの継承者?かな。お疲れ様でした。楽しそうにやっているキキちゃんの姿に誰もが束の間幸せな時間をもらったと思います。笑いをとるってむずかしいからがんばったよね。ダニーと二人、舞台を回す力が求められる作品でしたが余裕を感じさせるラスティでした。貫禄すらあったなあ。男役として円熟期、ピンク紫のスーツの着こなしも、最後銀橋からダニーのダミー姿で登場したときも素敵でした。

 退団者7名は巻き巻きのカーテンコール、備忘録はまた後日。束の間、非現実の夢のひとときでした。こういう時間がなかったらとっくにこわれているよなあ・・・。

月組『夢現無双』『クルンテープ』_東京宝塚劇場千穐楽ライブビューイング(2)

2019年07月21日 14時05分04秒 | 宝塚
2019年6月9日(日):月組『夢現無双』『クルンテープ』東京宝塚劇場千穐楽ライブビューイング
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/246d9d1a7e98a7b0e931f009fbc4f084

 ようやく8時間ほど眠ることができた日曜日、ほんとうはこうしてブログを書いている場合でも宙組のライブビューイングに行く場合でもなく給料もらっているんだから勉強しろよ!っていう話なんですが吐きそうでやれない、仕事が合わない、くるしい、と前置きのグチはほどほどにして・・・。

 断片的思い出し。

 組長の光月るうさんが美弥るりかさんのサヨナラショーの前に涙を流し嗚咽しながら「愛の巡礼者」と紹介したことを批判する人もいるのか。人の感じ方、捉え方はほんとうにそれぞれでむずかしいですね。わたしは人情味がある感時に好感もてましたけど・・・。

 お通の美園さくらちゃん。宝塚大劇場の千穐楽よりやわらなくなったなあと感じました。大劇場公演ではトップ娘役になって最初の公演にずっと緊張していたんでしょうね。こなれてきていると思います。お通と言えば、ドラマの古手川祐子さんが印象的なのですが武蔵を一途に慕い追い続ける強い女性の姿がよく合っていたと思います。主席卒業で歌も上手いのにそれはそれでそれだけだって批判されるのか。ショーでバンコク風アレンジ?の「セマニフィーク」を歌う場面、ミニスカートにブーツ姿がものすごく細くって痩せすぎでは?と心配になりました。胸のあたりもスカスカになってしまっている感じ?クセはあるけど面白い伸びしろの余地があると思います。負けないでほしいなあ。

 カーテンコールのたまきち(珠城りょうさん)の言葉のひとつひとつ、大劇場の千穐楽で自分に非難が集中したことを誰よりもたまきち自身がわかっていて誰もが納得できるよう言葉を一生懸命に選んで丁寧に話していることが痛いほど伝わってきました。劇団が決めたことでたまきちが悪者になってしまうの、よくわからなくって立場の大変さをあらためて感じました。

 退団者は四名、コメントするのはやめようと思ったのですがやはり・・・・とたまきち。音風せいやさん、怪我による休演から復帰しての退団なのか、まだ若い。「自分にきびしくもっと自信をもってやってほしいなあと思っていたので最後に持ち味が生かせる役をやれてよかった」(かなり曖昧、意訳)とたまきち。最後の大階段を降りてくる時ものすごく緊張していて降りたとたんほっとした表情だった玲実くれあさん、「ほんとに上品で美しい娘役さん、美しいの塊のような娘役さんでした」(意訳)とたまきちが言うと恐縮したような表情でした。響れおなさん、「相手役でもないのにたまきちに隣にいられて、成長した姿をみることができて嬉しい」と。「わたしの話でいいんですか」「90期のみなさんには下級生の頃から本当にお世話になりました」とたまきち。在団16年、同期はもうほとんどいないんですね。お花わたしに登場したのは宇月颯さんと愛原実花さんでした。長らく月組を支えてきた上級生の退団という言葉が組長からもたまきちからもなんどもあったと思いますが10年を超えての在団はお見事だと思います。『夢現無双』芝居の月組の力が結集した舞台でした。支えてきた上級生の底力は大きい。美弥るりかさんのお花渡しは壱城あずささん。ほんとに最後花園を飛び立っていく妖精のような美しさでした。サヨナラショーでオットーの曲を歌ったときから涼風真世さんに似ているようにしか見えなくなりました。大ファンだったそうで涼風さん楽屋を訪れていたとか。憧れの人と同じ役を演じた、それだけもすごい奇跡を起こしたジェンヌさんだあと。

 最後月組ジャンプの掛け声は退団者の方々に決めていただきましょうとたまきち。「きいてないよ~」と慌てる美弥さん。「言ってませんから」とたまきち。四人が相談している時後ろにさがって笑顔満開のたまきち。決まった言葉は「月組フォーエバー」。ジャンプしにくい言葉でしたけど、決まりました。途中怪我で休演となった月城かなとさんは舞台に登場されませんでした。きっと誰よりも本人がいちばん悔しくて残念。「きっとがんばっていると思うのでみなさんと一緒に彼女の復帰を待ちたいと思います」とたまきち。涙があふれそうになると「あぶなかったですね」「大丈夫でしたね」と一回一回冷静に自分を分析するたまきち。泣いてもいいんだよって言ってあげたかった。

『夢現無双』のことをもう少し書きたいのですが時間切れになってきました。ライブビューイング行くよ。

『オンザタウン』、蘭ちゃんが東京公演のたまきちかっこいいとブログでほめまくっていたので行きたい。新幹線で梅田芸術劇場を往復だけの体調と気力がこんどの休日整うか。梅芸行ったことありません。駅からわかりづらいという話、どうしましょう。行けたら月曜日は当日急用できたと休んでハロワに逃げる手立てを相談しに行こうかな・・・。