たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2019年日比谷シャンテ宝塚ステージ衣装展_星組

2019年12月31日 23時36分10秒 | 宝塚
 極寒の年の暮れ、想定をはるかに上回るつらい一年でしたがエルベで魅せられた紅ゆずるさんと綺咲愛里さんの退団を宝塚大劇場と東京宝塚劇場、ライブビューイングも含めて6回観劇することができた一年でもありました。歌劇の殿堂で華やかな衣装をなんどもみることができたのに加え、今年も日比谷シャンテの宝塚ステージ衣装展をみることができたのはありがたいことです。今年中に忘れてしまいたい書類を片付けきれないまま今年を終わっていくことになりますが懸案だった家の片づけはまちがいなく進みました。モノは減ってきています。生き延びられたことへの感謝をもって一年を終わっていきたいと思います。

 星組新トップコンビの衣装は、『エクレール・ブリアン』の、男役さんたちもみんなドレスの裾をもつようにひらひら?をもっていたのが印象的だったラテンの場面でした。東京宝塚劇場では紅さんの衣装を翻す音が聴こえました。どうなっているのだろうとすごく気になっていましたがこうなっていました。シルクなのでデザインはシンプル。舞空瞳ちゃんの衣装の胸元のほつれが、これを着て踊っていたんだ感たっぷりでした。

 10月12日(土)、最大級の大型台風通過により退団公演の前楽が中止、先日黒木瞳さんのトーク&ショーに出演した紅さんの話では、13日(日)の大千穐楽が中止になる可能性もあったと参加された方々のレポで読みました。前楽中止を最初に聞かされたのは紅さんで11日(金)の終演後に組子に伝えるのでは発表に間に合わないので開演前に伝えなければならなかった。下級生はこの世の終わりみたいになった。ショーが始まる前の空気があまりにも重かったので驚いた。大千穐楽が中止になっても振り替えはないと聞いたが組子に言うともっと空気がどんよりなってしまうので言わなかった、大千穐楽は公演できるにちがいないと思うしかなかったと。ライブビューイングでしたが13日(日)の大千穐楽、無事に幕が上がり紅さんがせり上がってきたときはほんとうによかったと思いました。退団者も組子もファンも成仏できて笑顔で終わることができた、奇跡の大千穐楽でした。一期一会の出会い、無事に4回も観劇できたことに感謝、出会いに感謝。