たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

【重い副反応に苦しむ子が複数いる】

2022年03月04日 23時39分57秒 | 日記
ABCテレビニュースより、


【重い副反応に苦しむ子が複数いる】子どものワクチン接種券一斉送付せず 大阪・泉大津市長「重症化のリスクより副反応のデメリットが大きい」

https://www.youtube.com/watch?v=96c9orVw3ds



新型コロナウイルスに関する泉大津市・南出市長メッセージ(R4.3.4)

「子ども(5~11歳)へのコロナワクチン接種について

健康な子どもへのワクチン接種については、いろいろな角度から情報を取って、極めて慎重に判断していただきたいと思います。
基礎疾患を有する人については、疾患の内容によってはメリットだけではなくデメリットも考えられます。接種の際には、かかりつけ医などの医師と相談をして慎重に判断を行ってください。
また、接種にあたっては「接種する」「接種を希望しない」「様子を見てから決める」ことも大事になってきます。冷静に判断いただき、その結論は尊重されるべきだと考えています。
ワクチン接種後の副反応や長引くコロナ後遺症に悩んでいることがあれば、市の相談窓口にお気軽にご相談ください。」

https://www.youtube.com/watch?v=mXWNRP8xY30

雑誌「子どものしあわせ」表紙絵

2022年03月04日 15時07分30秒 | いわさきちひろさん
雑誌「子どものしあわせ」表紙絵

「働いている人たちに共感してもらえる絵を描きたいと、ねがいつづけてきた私は、自分の絵に、もっと「ドロ臭さ」がなければいけないのではないかーと、ずいぶん悩んできたものでした。

 ドロンコになって遊んでる子どもの姿が描けなければ、ほんとうにリアルな絵ではないかも知れない。その点、私の描く子どもは、いつも、夢のようなあまさが、ただようのです。

 実際、私には、どんなにどろだらけの子どもでも、ボロをまとっている子どもでも、夢をもった美しい子どもに、みえてしまうのです。

 しかし、この「子どものしあわせ」の表紙は、そうした迷いをすてて、ほんとうにうれしく描けました。私は、工場の勤労者の生活は深く知らないかもしれませんけど、母と子の姿なら知っています。私も、子をもつ母親だからです。

 迷うことなく、スッキリした、ある意味では少々モダンなものを、思いきって描こうと決心して、絵筆をとりました。

 そして思いましたー。

 これからは「ドロ臭さをださなければ」などと苦しむのは、もう、やめようと。

 いまの働く人びとは、現代的なセンスを、私たちが考えている以上に、きっと、もっているにちがいないと、おもうのです。

                                  いわさきちひろ(1963年)」

画像は「毛糸を編む少女」(1972年)、ちひろ美術館公式ツィッターより。













2009年『ルーヴル美術館展』より-「聖母の誕生」

2022年03月04日 00時43分00秒 | 美術館めぐり
ピエトロ・ダ・コルトーナ
(1597-1669)
《聖母の誕生》
1643年以降
油彩、カンヴァス
171×123cm

(公式カタログより)

「《聖母の誕生》は、ローマ・バロックの大画家のひとりであるピエトロ・ダ・コルトーナによって制作された。本作品はベルージャのサンタ・マリア・ヌォーヴァ教会のために構想され、1643年に引き渡された、より大型の絵画をピエトロ自身が複製したものである。聖母誕生のエピソードは聖書では言及されていないため、外典の物語に由来する。とはいえ、おそらく、この画家に可愛い娘の誕生という幸せで魅力的な逸話を表わす機会を提供した点で、このテーマは確かな図象的成功を収めた。

 本作品で、キリスト教においてきわめて重要な人物である聖母マリアの誕生を、ピエトロ・ダ・コルトーナは魅力的な家庭の場面として描いている。マリアの母アンナは左奥で横になり、幼児(頭をとり巻く星のみがその特別な本性を示している)は構図の中央で産着にくるまれている。このくるむ仕草は絵画全体に基調を与え、「聖なる単純さ」をもたらしている。とはいえ、この要素は本作品の描写を特徴づける壮麗さを消し去るものではない。宮廷風の設定に加え、銀の壺、済んだ水の入った水盤、庭園などの小道具の豪華さ、そして若い女性の纏う衣服の華麗さは、我々に強い印象を与える。聖母の誕生を、画家は王女の誕生として描かずにはいられなかったのだ。

 場面に登場する女性は、皆、似通った雰囲気を醸し出し、特異な表情をしている。それは驚くべきことのようにも思われるが、実のところ、ピエトロ・ダ・コルトーナのこの特性(彼は生涯にわたって、個体差なく輝く、同種の美を表わそうと工夫を凝らした)は、対抗宗教改革の一環としてはきわめて適切なものである。ピエトロ・ダ・コルトーナの描く人物たちは、わかいやすい魅力をもち、難解でないため、単純かつ直接的な感動を通して宗教心をもたせるための、理想的な仲介者となっている。」