たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2009年ルーヴル美術館展より‐バテシバ

2024年06月15日 20時22分49秒 | 美術館めぐり

ウィレム・ドロスト

(1630頃‐1680以降)

《バテシバ》

1654年

油彩、カンヴァス

101 × 86 cm

署名、年記あり

(公式カタログより)

「17世紀オランダで描かれた裸婦像の中で最も美しいもののひとつであり、ウィレム・ドロストの傑作でもある本作品はレンブラントに多くを負っている。ドロストの師匠であるレンブラントは、本作品と同じ1654年に《バテシバ》(ルーヴル美術館蔵)を制作している。このふたつの作品はともに同様の内省的な雰囲気と、聖書物語の主要な登場人物であるヒッタイト人ウリヤの妻で、ダヴィデ王との不貞を余儀なくされる(『サムエル記下』)美女パテシバに焦点を絞っている。

 真っ暗と言ってもいい闇の中から姿を現わし、再び自分の元へ来ることを命じるダヴィデからの手紙の結果を熟慮する若い女性は鑑賞者の方を見つめているようだ。実際、ドロストのこの作品はその複雑さで有名である。レンブラントが同主題に与えた深い人間味を彼女がもっていないにしても、彼女の姿は明らかにその影響下にある。今日もなお、この作品は際立つ官能性の表現と見られるが、疑問を孕んだ作品でもある。実際、細部では明らかに解釈者の理解を超えている。つまり、若い女性のイヤリングはドロストによって、垂直ではなく斜めに垂れて描かれている。腕の悪さか?それとも遠近法の間違いか?・・・このことはレンブラントと弟子たちの大きな研究テーマを思い出すならば、意味が掴める。その研究とはカンヴァス上に「動き」を再現しようというものである。パテシバのイヤリングの処置は明らかに彼女が振り返っている最中であることを示唆している。

 彼女は、その視線が示すように、おそらく向かって左から右に頭をひねっている。思うに、ドロストは鑑賞者をじっと見つめるパテシバを我々に示そうとしたのではない。当時の構想は、この聖書の登場人物の誘惑者としての特徴について展開させることだったようである。彼は我々に芝居の劇作法の原則に従って彼女を示そうとしたのである。その原則とは、つまり、観衆と役者を隔てる「第4の壁」を破ることにより、両者の意図的な相互作用こそなものの、観衆の視線のもとで演技を行うことである。

 この仮説はこの作品をルネサンス期ヴェネツィアの高級娼婦と結びつけることを拒絶させ、このイメージが内に秘めた重要性、つまり、同心円状というこの構図の基本的な側面を浮かび上がらせる。まさにそれによって、この作品は普遍的な重要性をもっている。その上、ドロストは女性の手の中に手紙を描くことで、彼の同時代人が聖書主題に近付きやすいようにした。現代の考古学的な視点からすれば、パテシバは楔(くさび)形文字が書かれた、土でできた板を持っていなければならず、「紙の手紙」は異様に見える(これは古代エルサレムの情景なのである)。しかし、17世紀の画家にとって、このモティーフは古代についての信用できる資料の欠如を自身の想像力によって一時的に解消する必要があったということをわかりやすく説明している。」


不安神経症にうちかって無事往復できますように・・・

2024年06月15日 13時40分07秒 | 日記

 日々日本が壊れていくさまにいたたまれない気持ちで過ごす毎日ですが、劇場にはまだ希望があると信じています。反ってしまっている足先の痛みがひどいのをどうすることもできません。いつまでどこまで歩けるのかわかりません。いつ痛みで歩くことができなくなるのかわかりません。たぶん歩けること自体が奇跡で、トアラセットの副作用かだるさもひどくて気力がなければもう一歩もうごけないでしょう。無事池袋までたどり着けるかわからないのでいちばん安いチケットを追加。立ち見席だけれど坐れる設備はある席。坐ったらほとんど舞台はみえないっぽいけれど声と音楽、雰囲気だけでも十分です。デジタルが進んでいるからこそ生の感覚は大切。こういう時間がないと心がこわれそうです。いやもうこわれていますが、なんとかまだ平静を保つことができていると自分では思っています。

 電車の中もバスの中もカオナシばっかりでこわい。池袋は遠いので特急に乗り換えないとものすごく時間かかります。坐れないとかなりきついです。どこまでいけるでしょうか。不安神経症にうちかってなんとか無事往復できますように・・・。


いまだ子どもに接種させてしまうとは信じられん

2024年06月15日 11時48分14秒 | 気になるニュースあれこれ

2024年6月14日我那覇真子さんツィーターライブ配信、

【Live生配信】Stabs and Jabs at Yokohama Stadium 横浜スタジアム接種会場から / X

 

この期に及んでコロナワクチンの集団接種が行われた横浜スタジアム、志ある方々とコロナワクチン被害者ご遺族の方々が危険性を訴えるべくチラシ配り関内駅前と接種会場前で街宣活動。

我那覇真子さんがライブ配信されていたのをみました。35度越えのなかマスクして背中丸めてスマホみながらどんよりと歩く人々。子供がいまだにマスクさせられていて、マスクさせた子どもを連れて接種会場へと吸い込まれていく親子の姿に言葉がありません。1500円のクーポン券をもらうために子どもの命をさしだしたのか、信じられんです。

大人はもはやそれこそ自己責任で打ちたい人は打てばいいと思います。なにがあってもしらん。でも子どもの命は親にかかっています。子どもは親を選べんのですよ。救急車のサイレンがきこえてるし、接種会場閉じられたそばから救急車。無知な親に接種させられたこの子たちになにも起こらないことを祈るしかありません。ほぼ食塩水のロットであればいいが・・・。

21日に二回目が行われる予定です。満員に見えているのは嘘で接種したふりをする派遣バイトがいるという話もありますがどうなのでしょう。

思考停止状態ここに極まれり、日本はコロナ騒動で取り返しのつかないところまできてしまいました。

チラシ配りによって取りやめた人もいるとのことで少しばかり希望が残ります。それにしても子どもはあかんだろ。2021年10月30日、隣の鎌倉市で13歳の男の子が2回目の接種当日お風呂で亡くなったことを伝えているのはCBCテレビだけなのでほんとに知らんのかな、知らんのでしょう。