たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

岸田首相「10年後でも政治責任を問われる」 領収書公開で「脱税議員の保護法」との批判に 衆院決算行政監視委(2024年6月17日)

2024年06月18日 22時24分14秒 | 気になるニュースあれこれ

(64) 岸田首相「10年後でも政治責任を問われる」 領収書公開で「脱税議員の保護法」との批判に 衆院決算行政監視委(2024年6月17日) - YouTube

「衆議院決算行政監視委員会は17日、岸田文雄首相出席のもと質疑を行った。立憲民主党の井坂信彦議員は、自民党の政治資金規正法改正案における政策活動費の透明性について「領収書を10年間非公開にすることで、時効で逃げ切れる脱税議員の保護法になっている」と指摘。

これに対し、岸田首相は「毎年の報告と10年後の公開、第三者機関の設置によって政策活動費の透明性を高める」と答弁し、続けて「10年後、不都合が確認された場合、当然政治責任を問われることになる」と述べた。また、各議員の領収書公開のルールについては「今後、各党各会派で検討されるべき事項」とした。」

 

 


『アンネの日記』より‐大人への反逆

2024年06月18日 12時19分13秒 | 本あれこれ

「お父さんとお母さんは、とくにわたしについて、きげんの悪いことがあるのです。それは、わたしが今までのようにキスをしたがらなくなったことと、家族の者同士が気取った愛称で呼び合うのが、とてもわざとらしくて、いやだと言ったことからです。わたしはしばらくの間、両親から離れていたいのです。マルゴットはゆうべ、こんなことを言いました。「お父さんやお母さんが、わたしに頭痛がするとか、気分が悪いかとやたらにきいたり、また、わたしがため息をつくと、頭へ手をあてたりするので、とてもうるさくて仕方がないの」

 マルゴットとわたしは、これまでのような信頼と調和の気分が、家庭からほとんど消えうせたことに突然気がついて、ギクッとしました。しかし、それは主として、わたしたち二人がおませだからです。というのは、わたしたちは子供扱いにされていますが、実際には、同じ年ごろの少女よりも、精神的にずっとませているという意味です。

 わたしはだま14歳ですが、自分の欲していること、だれが正しく、だれが間違っているかということを知っています。自分の意見、思想、主義をもっています。わたしのような子供の口から言うとおかしいかも知れませんが、わたしは自分を子供というよりは、一個の人間、だれにも拘束されない独立した一個の人格だと考えています。」

(A・フランク 皆藤幸蔵訳『アンネの日記』1974年7月25日第1刷、1978年10月1日第11刷文春文庫、249‐250頁より)