たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2000年初演『エリザベート』より‐山口祐一郎さん

2024年05月10日 01時07分26秒 | ミュージカル・舞台・映画

「D、オクターブ飛んで、DCC。エリザベート。名前の中に、人をこれ程、あっさりと魅了してしまうサウンドを持っているなんて。この作品との出会いは、心臓を突然掴まれたショックからのスタートでした。魑魅魍魎(ちみもうりょう)の皇帝、死、トート閣下。永遠の時の中で一人佇む男、女、物体、観念。だからこそ自在に表現でき楽しい。ケレン味たっぷりに、煩悩の権化となった仮面の奥で、一人の人間として深くエリザベートを愛せたらと思います。」

 

「ダブルキャスト、もう一人の<死の帝王トート>役。ミュージカル・シーンのヒーローとして、あまりにもぴったりなスターである。身長186センチ、剣道二段で趣味のスポーツは、スキーにゴルフ、水泳にウィンドサーフィン・・・。堂々とした体躯でいかにも力強いイメージのわりには、童顔をほころばす笑顔のソフトな優しさが横溢っしていて、まだにラブ・ソングを歌いながらの恋模様が似合う二枚目スターだ。そのくせ、照れ性なのか、いつもジョークばかり口にするオフと舞台上のアンバランスがまた、魅力である。今年2000年は、NHK大河ドラマ『葵~徳川三代~』で明け、出身の鹿児島弁が活かされた島津豊久役で登場、3-4月はここ帝国劇場で、ミュージカル『ローマの休日』の再演。大地真央アン王女とほのかな恋心を交わす新聞記者ブラッドレーを一段と雰囲気を増した男ぶりで演じていた。その後を引き継ぐ、本舞台の3か月公演だ。また年末には、お馴染み『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役で新年をまたぐカウント・ダウン公演に出演する。

 81年から劇団式で数々の主演舞台を踏んだ後、96年に退団、翌年の『レ・ミゼ』日本初演10周年舞台から、バルジャンの一人になった。続いて『ロマー』の初演とブロードウェイ・ミュージカル『カンパニー』に出演。同じトートで競う内野聖陽とは今年、NHKドラマ『昨日の敵は今日の友』で共演している。鹿児島県出身。」


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