(3) ヤマハの母(@wa_mamaobasan)さん / X (twitter.com)
「え、これ本当に毎日新聞さんの記事?みなさん言ってるけど、岡さんはフォロワー0の鍵垢の内容をどうやって知ることができたんでしょう?どう考えてもヤラセですよね? 毎日新聞さんがこんな下手くそな自作自演を援護してしまうんです??」
(3) 中川淳一郎(@unkotaberuno)さん / X (twitter.com)
「稀に見るクソ記事。「被害者しぐさ」をしてる暴言男のことを徹底的に聖人君子扱い。毎日新聞、やっぱりか。お前の会社の記者、オレに取材してきた時、完全に誘導質問ばかりしていた。「オレにネットの書き込みは糞ばかり、と言わせたいんですか?」と言ったら「まぁ、そうです」とクソ記者は言い放った」
2023年12月6日毎日新聞、
今も続く誹謗中傷 コロナ対応医師が戦い続けるワケとは | 毎日新聞 (mainichi.jp)
「一人娘をなけなしの貯金で進学させたい。お許しいただきたい」。こうした謝罪文が、埼玉医大総合医療センター(埼玉県川越市)の岡秀昭教授(感染症科)の元に次々と届いている。差出人は過去に誹謗(ひぼう)中傷を投稿した人物だ。新型コロナウイルスを巡っては、多くの医療従事者が中傷にさらされた。岡教授は被害をなくそうと、悪質な投稿者の情報開示や賠償を請求している。中傷との戦いは、コロナ禍が沈静化した今も続いている。
エスカレートする投稿
「ムカつくどころかぶっ●したいくらい憎んでまっせ」
「人の人生と幸福を潰しておいて、何の痛痒(つうよう)も感じない(中略)殺意に近い感情が湧いてきます」
岡教授が中傷を受け始めたのは、医療現場の逼迫(ひっぱく)状況をSNS(ネット交流サービス)で発信した約3年前からだ。
デルタ株が猛威を振るった「第3波」の2020年11月末に「現場感覚では限界」と投稿し、「医療崩壊」が起きる可能性を指摘すると爆発的に拡散した。
その後も現場の感染症専門医として、テレビや新聞、ネットニュースなどで、「ワクチン未接種者が重症化する傾向が高い」などと対策を呼びかけた。
感染爆発でスタッフが疲弊したり、感染したりして戦線離脱し、人手が足りない現場の状況なども発信。臨床の傍ら、SNS上で積極的に発言を続けた。
だが、中傷は23年3月に岡教授本人が感染するとエスカレート。家族の写真を侮辱の言葉と共に拡散されたこともあった。脅迫めいたダイレクトメッセージも多数届いたという。
投稿者から届いた手紙
岡教授は東京地裁に投稿者の開示を申し立て、X(ツイッター)社から13件の携帯電話番号やメールアドレスが開示された。利用者の氏名や住所も明らかとなり、166万円の損害賠償などを請求。悪質な投稿者は川越署に刑事告訴した。
開示後、投稿者の一人から謝罪文が届いた。元々は、「煽(あお)り記事には必ず飛びつき便乗する煽り師岡秀昭。ゴキブリめ そして最後はいつもワクチンで締めくくる。おいしいんでしょ?儲(もう)かるんでしょ?」とポストした人物だ。
謝罪文には、来年高校に進学予定の一人娘と「細々と暮らしています」と記され、「私の不適切な行動により娘に当たり前の学生生活を諦めさせる様なことはあってはなりません」と、和解を求めていた。
他にも、「私は匿名。実名での投稿をされている岡先生に対し、傷つけるような言葉を言うのは卑怯(ひきょう)であると思います」「コロナやワクチンに関する意見に疑義を唱えるつもりが、軽い気持ちで誹謗中傷となる様な投稿をしてしまいました」などの謝罪文も届いたという。
未来への脅威
岡教授は「私への侮辱よりも、(政府の有識者会議トップを務めた)尾身茂先生をはじめ、矢面に立ち努力する人を安全ゾーンから侮辱する行為は専門家らの言論を萎縮させかねない。ひいては公衆衛生の脅威となることだ」と警鐘を鳴らす。
一方で、謝罪があった投稿者には賠償請求の見送りや減額を検討しているという。目的は賠償金を得ることではなく、中傷を許さない姿勢を示すことで、医療従事者への理不尽な中傷を減らすことだからだ。
岡教授は、「新たなパンデミックが起きた際、(再び専門家が中傷されれば)次の世代の活躍を妨げる。採算無視で問題に対処していきたい」と話す。
犯罪被害者支援に取り組む上谷さくら弁護士は、「刑事も民事も証拠としてSNSの写しが多く採用される。SNSで誹謗中傷するということは、自分で犯罪の証拠を書き込んでいるということをよく考えた方がいい」と指摘する。【鷲頭彰子】