行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

チームワークでつかんだWBC優勝

2009-04-01 23:15:47 | Weblog
先日イチロウ選手がテレビでWBCのことを語ってた。相変わらず哲学的な言を交えながらダッグアウトの様子を含め、戦いの別の面がわかりおもしろかった。またチームワーク、チームプレーで世界一を勝ち取ったことが判った。とりわけ私がおやっと思ったことが次のように初めて解かれた。
それはユニフォームの着方で、私が野球少年の頃、全員がストッキングを膝下まで見せるニッカボッカスタイルであった。もちろん尊敬してたべ-ブルースもゲーリックも写真では同じだった。それが最近、ユニフォームのパンツをスパイクが隠れるまで下ろしている選手が多く、いつの間にこうなったのか不思議に思っていた。ジャイアンツのイースンヨク選手とイチロウ選手だけはパンツを下ろさない昔のままのスタイルなので何となく今では違和感さえ覚えていた。ところが先日のWBC、背水の陣で戦ったキューバ戦ではほとんどの選手がニッカボッカスタイル、実に不思議であった。
イチロウ選手の語りでは、その日球場に入ったら何か変な感じをした。それはみんな野手が自分と同じスタイルなのだった。それまで12打席ノーヒットで日本チーム以上に追い詰められたイチロウをチームの皆が励ますために一人がパンツを上げたら、おれもおれもと野手がみんなイチロウスタイルになったとのこと。励まされたイチロウはこの試合でヒットを久しぶりに打ち、決勝戦の劇的な決勝打につながった。
日本の今回の優勝はチームワークの賜だ。韓国もチームワークが良かったがこうした東アジアの野球を米国ではスモールベースボールと言っているがその二つが世界一を争ったわけで、歴史に残るWBCであった。
コメント
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