行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

原因不明のミツバチの大量死

2009-05-01 15:44:59 | Weblog
毎朝の食事で蜂蜜をパンにぬって食べる習慣がついて10年以上になる。かつてジュネーブに出張したときシャーベット状の蜂蜜を初めて食べたときから病み付きになった。自然食の中でも最も自然の味が生きているのではないだろうか、それだけに子供に食べさせるのは危険だと聞いた。花の種類によって味が違うが私の好みはそば蜜でやや癖があったが慣れるとその味は忘れられない。残念なことになかなか手に入らないので、最近は菜の花とかアカシアで我慢している。旅行するたびにその地方の蜂蜜を買ってくると何となくその地方の風景が思い出される。そば蜜を食べると長野伊那地方の赤そば畑が目に浮かび、昨年、ヴェトナムのミトで求めた龍眼の蜂蜜を食べるとメコン川の雄大な流れを思い出す。この3月には日向和田の梅公園で奥多摩原生林の百花蜜を買ったので楽しみである。
ところが2年前に米国でミツバチの大量死?大量行方不明?がタイム誌で次のように報じらた。ミツバチを受粉に使っているグレープフルーツなどの生産者が困っている。その原因は判らないが不思議なことに巣に戻ってこないとの記事が記憶に残っていた。昨年秋頃に日本でも同じ現象が起き始めているとの報道で、蜂蜜愛好家として注目していたところ、先日NHKの特集でイチゴ農家がミツバチが調達できず代わりのくろまる花蜂を使っているがコストがかかると嘆いていた。メロンやなすもミツバチを受粉に使っている。週刊東洋経済はミツバチ大量死の原因を次のように報じている「複数の要因が挙げられる中、主な要因として考えられているのが、卵を産む女王蜂の輸入停止の影響だ。日本では年間1万匹の女王蜂を輸入しているが、そのうち8割超を占めるオーストラリアに加えハワイでも伝染病が発生し、08年の輸入量はゼロになった。輸入減のほかに、日本国内の働き蜂が例年に比べて大幅に減少していることも響いている。ミツバチの多くは夏の繁殖期を北海道や東北で過ごすが、専門家によると昨年は一部の地域で2割以上減ったとの報告があったという」問題は日本の働き蜂が減少している原因がはっきりしないことで、農薬だとかダニだとか専門家は推測しているが、他の国との共同作戦で早く特定して欲しい。
コメント (1)
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