行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

新型インフル二つの見方

2009-05-24 23:41:31 | Weblog
新型インフル騒ぎもようやく落ち着いてきた。北朝鮮ミサイル、草薙、新インフルと3大大騒ぎ事件であった。最近では患者が出ると知事が記者会見までする騒ぎの埼玉、2人の高校生が米国で感染したが登校もしないのに幼稚園から大学まで休校した神奈川、滑稽でもあったし、まして国連子供会議に出席した高校生や学校の判断に過剰反応したことは日本の特殊性を際立たせた。国際会議は全てのことを考慮に入れて開催しており、日本だけが欠席すると豚インフルが東京インフルと皮肉られる。今回の反省点その一であるが、これも今回の新型インフルが大したことなかったからである。
もし、鳥インフルのように猛威をふるう感染症であったら、逆に背筋が寒くなる事象が多かった。先ず空港での水際作戦はざるで役に立たないこと、患者が発生した自治体では隔離病棟の受け入れ人員がはるかに少なく、かつ医療機関の中でも患者の受け入れ拒否なども発生し、医療体制に欠陥が目立った。反省点二つ目といえる。
今回の新型インフルが強毒性であったら、現在の患者数が300人を超えていることからもかなりの死者が出て、企業も休業が発生し、日本経済は麻痺状態になっただろう。今回の大騒ぎを奇禍として危機管理と隔離病棟の増設など早急に手を打つ必要がある。
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