行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

政治家の反動的言動が摩擦を起こす

2012-08-18 18:47:15 | Weblog

私の学生時代、全学連の諸君がアジ演説で必ず「反動的」という言葉を使った。最近ではあまり聞き慣れないが、振り子が大きく振れると反作用も大きいと言う意味だ。韓国大統領の竹島上陸は日韓関係を悪化させる反動的行動だ。反作用として日本政府は何らかの対抗措置を執り、韓国は更に行動をエスカレートさせる可能性がある。レイムダックの大統領が慰安婦問題に誠意を見せない野田首相への一撃との見方が強いがそれにしても無責任な行動だ。

一方の尖閣列島、中国漁船問題で荒れた後、ようやく静かになったと思ったら石原知事が東京都が遙か彼方の島を買うと言いだした。その反動が今回の香港人の上陸で、もちろんバックには中国政府がいる。一方台湾は上陸行動を抑制した。これも無責任な政治家の言動が招いたものだ。

これから両者の反動がどこまでエスカレートするか予測が付かないが、領土問題では最悪戦闘行動に発展する。ロシアと中国の国境ではかつて同盟国でありながらウスリー川の中之島ダマンスキー島の領有で戦闘にまで発展し、31人の死者がでた。日本政府は竹島問題で国際司法裁判所への提訴をする方向だが、尖閣列島紛争で中国から提訴されたら受けて立つのだろうかその覚悟を持つ必要がある。

それにしても政治家の反動的言動でいつも被害を受けるのは両国民で、観光地の被害が最も甚大だ。お互いいい加減にして頭を冷やし、口で言っている未来志向を体現してもらいたい。

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