行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

驕ったか白鵬、来場所は出場停止に

2015-02-02 22:10:01 | Weblog

初日から満員御礼だった初場所、期待した白鵬の33回優勝の大記録も実現し、万々歳で終わったかに見えた。ところが横綱白鵬が稀勢の里との取り直しの一番でこともあろうに判定にクレームをつけた。しかも発言内容が次のように信じられないものだ。白鵬の発言「子どもが見ても分かるような相撲」「ビデオ判定するのは元お相撲さんでしょ? 取り直しの重みってのは一番分かってるはずなんだよね」
昔と違ってビデオで見た結果を4人の審判団が協議して決めた判定で、私情の余地はないし、放送では私を含め多くのファンが見ている。私は60年以上も相撲を見ている。どう見てもあれは取り直しが順当だった。注

審判団は皆先輩の経験者で、それを子供扱いするとは特別扱いをされている横綱の奢りとしか考えられない。おごり高ぶった朝青龍を思い出す言動だ。プロ野球なら即退場扱いだ。興行第一の弱腰相撲協会は今回も本人に直接懲戒もなく、親方を呼んでの注意だけ、実に甘ちゃんだ。少なくとも来場所は出場停止にすべきだ。相撲取りが審判団にいちいちクレームをつけさせたらどうなるか考えるべきだ。

これも白鵬人気に頼って来た大相撲だからの結果だ。鶴竜、日馬富士の2横綱、稀勢の里、豪栄道、琴奨菊の大関陣がしっかり精進して貰いたい。

注 写真やビデオでも明らかに白鵬の右足が反っている(甲が砂に着いている)。一方稀勢の里も両足が浮いて死に体だった。
公認相撲規則の勝負規定第6条には「足の裏以外の体の一部が、早く砂についた者を負けとする」とある。白鵬はこの規則を知らなかったのか。

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