行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

何かおかしい巨人監督人事

2015-10-24 18:55:57 | Weblog

巨人監督に高橋由伸コーチが昇格との人事、ジャイアンツファンとしては釈然としないし疑問が残る。読売企業体の人事には以前から疑問を感じていたが今回も何かおかしいのである。しかも同じマスコミどうしのせいか、今回の高橋監督人事には朝日など「すがすがしいこれ以上の人選はない」などごますりにしか思えない報道ぶりだ。

先ず疑問を感じるのは、今回の巨人が優勝できなかった責任が明確にされてないことで、原監督が辞任したので全く責任問題には触れずうやむやになっている。何故巨人が優勝できなかったのか?誰が見ても明らか、打撃不振だったからだ。昨年も同じだったが原監督の采配で何とか優勝にこぎつけられたが、今年は昨年以上の打撃不振だった。セリーグの打撃成績ではチーム打率最下位だ。よくこれで2位入れたと思うがこれは偏に投手陣が頑張ったからだ。主力打者が3割どころか2割7分にも達せず、坂本を除くとひどいものだ。(4番阿部242、長野251、坂本269、村田236)これに対しチーム投手防御率はトップの成績で、菅野とマイコラスはベストスリーに入っている。

そして、第一の責任者巨人の打撃コ-チはというと高橋由伸と清水隆行で、ひっそりと清水隆行は辞めさせられ、高橋は監督に栄転ということになった。高橋本人も球団から要請された時はビックリしたことだろう。ところがここが読売らしいのは、長島茂の一声「巨人軍監督には高橋由伸以外は考えられない」を球団社長がわざわざ発表したことで、これでは高橋は断れない。こんなにおかしい人事なのにマスコミは触れようともしない。
かつて巨人には広岡、森という逸材がいたが巨人の監督にはなれず、西武の監督となり素晴らしい成績を残した。あまりに緻密な指揮で優勝するので面白い野球ではないと球団からクレームが付いた。最近の例だと中日の落合監督が同じ理由で辞めさせられた。

 

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