行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

早稲田を出てから50年

2015-10-22 09:08:05 | Weblog

早稲田大学は卒業後50年目、45年目、35年目、25年目、15年目の卒業生をホームカミングデーとして、稲門祭に招待をし、記念式典までしてくれた。私はちょうど卒業50年目で、同じゼミナールの友人と出席をした。50年前と比べるとこの大衆大学は景色がだいぶ変わってきた。もちろん構内の建物の大部分は近代的に建て替わっている。もっとも変わった構内の景色は、圧倒的に女子学生が増えていることであった。現在学生数は学部で44,000人、そのうち女子学生の比率は37%と聞いた。50年前、私が学んだ政治経済学部では女性は数名程度だった。また外国人学生がかなり目につくようになった。ちょうど私が在籍していたとき、国際学部というのが作られたが当時は数100人程度の規模であった。現在は国際教養学部だけでも3,000人近くいると聞いた。他の学部にもかなりの外国人学生がいるので大学はかなりグローバル化が進んだと言うことだろう。


最も変わったのは20人いたゼミナールの仲間だ。1966年に卒業し、ほとんどが大企業や大手の銀行に就職をした。当時は高度成長時代10年間で所得が10倍になるという時代だ。いわばその高度成長を支えた企業戦士で、学生時代あれほど元気だったのに卒業まもなくなくなったメンバーもいるし、自分が会社を背負って立つ意気込みで働いていた人もリタイアしてから急に健康を損ない今日の50周年を祝う会に出席できない人も数人いた。
今日集まった11人はそういうことを10分承知しながら、今生きてる喜びを噛み締めながら杯を重ねて次回の再会を誓って解散した。

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