行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

大航海時代への発想

2015-11-06 22:59:24 | Weblog
羽田からロンドン経由でリスボンに着いた。久しぶりのヒースロー空港、第5ターミナルができ、新式のボデイチェックが導入されて、トランジットも厳しい検査、私も早速引っ掛かりテロ対策はコストが掛かる。

翌朝、ユーラシア大陸の最西端ロカ岬から遥か大西洋を望んだ。かつて欧州人にとって、地の果てと言われた所だ。ポルトガル人は既にリスボンとポルトという良港を持っていたので地の果ての先に思いをつのらしたことだろう。航海術も発展し、エンリケ王子の熱望で足りないのは資金だけといった状況だった。その資金の出し手があのテンプル騎士団と聞いて驚いた。この縁で後世テンプル騎士団は弾圧されるがここポルトガルでは密かにかくまわれることになる。



リスボン近郊にある世界遺産ジェロニモス修道院を訪れたら、予想どおり、バスコダガマがインドで稼いだ資金が元手で修道院が建設された。また、シントラの王宮の調度品は中国の青磁、ブラジルの金、インドの家具など世界各地からのものだ。見られなかったが日本の南蛮びょうぶもあるとのこと。
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