パリは世界から愛されている首都であり、いつも観光客であふれている。私も何回となく訪れ、最近では2年前の今頃、滞在していた。今回襲撃された地域は観光客がごった返すルーブル、シャンゼリエ、オペラ座、百貨店といった地域の反対側で警戒が比較的薄いところをテロリストは狙ったようだ。
昔はテロというと要人暗殺だったが、今や無差別にしかもより被害の大きい人が集まるところを狙う。いつからこうした無関係の無差別攻撃が始まったのだろうか?実は、こうした無差別テロは日本人が始めたのだというと驚くだろう。その始まりはイスラエルのテルアビブ空港で岡本公三ら3人の日本赤軍が自動小銃を乱射したテロだった。しかも重要なのは3人の内、安田は手榴弾で自爆したことで、このことでイスラム教やキリスト教の教えで自殺は教義違反で禁止されていたが、ジハード(聖戦)では自爆も許されるとテロリストは解釈しだした。
つまり自爆するテロリストはイスラムの教義に反しており、イスラムを名のる資格はない。イスラム教徒がこうしたテロリストに反発し、テロとイスラムとは関係ないと言っている通りなのだ。従ってシーア派もスンニ派もともにテロリストと闘うべきなのだ。日本もそうした観点でアラブ諸国を支援することが必要だ。
日本でも、サミットやオリンピックが予定されており、テロリストが観光客に紛れてくることは間違いない。窮屈になるが一億総監視で乗りきるしかないだろう。