23日、日本外国特派員協会での記者会見で民進党蓮舫氏が「私は岡田克也代表を大好きです。ただ、1年半一緒にいて、本当につまらない男だと思いました」と軽口を叩いて、話題になっている。日本語とは難しいもので、外国特派員が冗談として笑ったのは多分boring manと訳したのだろう。蓮舫発言の前後をみると、1年半一緒にいて退屈したという意味だと思う。ところが「つまらない」という言葉をboringと捉えず、鳥越修太郎氏のように、日本語の感覚では『つまらない男』というのは『最低な男』というのと同義語で、蓮舫氏の日本語はおかしいとなる。
当の岡田代表は「妻に言われればショックだろう。蓮舫さんの性格はよく分かっているのでショックはない」とまさに性格がにじみ出たようなコメントを出している。
当の岡田代表は「妻に言われればショックだろう。蓮舫さんの性格はよく分かっているのでショックはない」とまさに性格がにじみ出たようなコメントを出している。
私は、金属労協の事務局長時代政策要求で多くの政治家と会ったが、岡田代表は生真面目で真摯にこちらの話を聞いてくれた。人物としては信用できる政治家で、曲がったことは大嫌いだから金に絡む話もない。逆に面白い男とはどんな人か、蓮舫氏に聞いてみたいものだ。政策の話はすぐ切り上げてすぐ飲みに行こうとする政治家や冗談ではぐらかす政治家はつき合っていて面白いが信用できない。
岡田さんのような生真面目な政治家は昔の社会党には結構いた。自民党でも谷垣前幹事長、若手では茂木選対委員長とか、公明党では神崎元委員長など、話をしていて信用できると肌感覚で判った。一派一絡げでつまらないという言葉を使っては失礼に当たるが、政治家は面白い男である必要は無い。