連戦連勝で決勝トーナメントに進んだ日本チーム、ラグビーの発祥後、スコットランドやアイルランドに勝利したことは歴史に残る快挙といっても良い。ラグビー初めてという人もパブリックビューに集う。サッカーや野球と違い、日本チームは国際色豊かだ。日本国籍を取った選手も、ハーフの選手もいる。こうした選手がいなければ好成績は残せなかっただろう。特にジンバブエ人を父に持つ松島孝太郎の力強さとすばしっこさは目を見張るものがある。
このワールドラグビーを通じて、単一民族日本の殻が破れるか注目したい。人口減少、少子化、今のままでは日本の将来は暗い。何とか8000万人ぐらいで留まって貰いたいというかすかな希望さえ唱える経済専門家もいる。
移民の国米国ではトランプ政権のアンチ移民政策で、日本のようになるのではと危惧する意見がニューヨークタイムズで論陣をはった。これまで年間140万人の移民を受け入れてきた経済効果に気付いたのだ。
最新のデータでは米国への移民は20万人、来年は18000人難民のみとホワイトハウスは発表した、この低移民政策は米国経済に現在も将来も大きくマイナスになるとして以下の理由をニューヨークタイムズ紙は挙げている。
経済成長率は1人当たりの所得の伸びと人口増加による。米国の出生率は1.73まで下落し、日本、欧州に近づいている。しかし、米国の人口増加率はこれまで日本、欧州、より高かった。それは年間140万人の移民が寄与してきたからだ。これからのことを考えると米国が高齢化し、団塊の世代が退職しても移民がこれまでどおり入ってくれば今後40年間で現在の3億2700万人から9000万人増加するのだが・・・
もし移民が20万人になれば、GDPは10年後に1兆ドル減少する。それは移民の起業は既米国人の2倍でフォーチュン500社のうち、半分が移民やその子たちが寄与しているからだ。彼らがいなければ米国経済は暗い。