行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

昨夜決まった自民党総裁=首相

2020-09-01 17:56:43 | 政治

私は自民党の党員でも党友でもないが、ポスト安倍に誰がなるか一国民として注目していた。ところが昨夜のニュースで大派閥のボスが集まり、菅官房長官にほぼ決まったとのこと、民主主義国家を支える与党が党員の選挙もしないでボスの会合で決め、形の上は両院議員総会+地方の代表で決めるとは正直驚いた。
古い古い自民党の体質がまだ厳然として息づいている。私が国際労働財団時代に国連環境問題の会合で自民党にも環境問題を真剣に考えている人がいると感心した逢沢一郎氏から次のようなメールをいただいた。こういう人が自民党に何人居るか判らないが頑張って貰いたい。

あいさわ一郎氏からのメール原文のまま

「党員党友の参加が必要です」

 自民党総裁選挙。誰がどう考えても全国の党員党友の方々に一票投じて頂く、
いわゆるフルスペック型の総裁選挙を行うべきです。これは疑う余地なし。
議論の余地なしの話です。

 安倍総理の突然の辞意表明でした。7年8か月もの長期政権。本当にお疲れ様
でした。政治の安定がどれほど日本の国益に資することになったか。政治です
からいろいろな議論や評価がありますが、かつて毎年のように総理が交代する
時代と比較すると、経済も外交も大きく前進させることが出来ました。

 次の政権も堂々とした長期政権を目指したい。新型コロナウイルス対策に結
果を出さなくてはならない。そして何よりも経済です。1945年から75年。こ
の間オイルショックやバブル崩壊、リーマンショックなど、いろいろ経験して
きましたが、今が最大のピンチ、困難な状況にあります。従って本格的な強力
な体制でこの事態に臨まなくてはなりません。

 より強力な政権の基礎、基盤は全ての党員党友の意志が反映される総裁選挙
の実施によって実現します。総裁を選出するという党にとって最も大切な手続
きに党員の方々を参加させない、ということではその正当性にも疑問符が付き
かねない。日本社会が順風満帆な時ならいざ知らず、今は最大の危機にあるわ
けですから。
 投票方法は郵送ですから、「3密」を心配する必要はないです。全国数か所
の街頭演説会も簡略型でいい。場合によってはTV討論と党主催のオンライン
討論会でもいいと思います。コロナ時代を受け止めたWEB方式の活用は、
自民党の評価にもつながると思います。

 今回選出される総裁の任期は、安倍さんの残りの任期、来年の9月までです。
一部に今回の総理総裁は暫定的な総理総裁で、本物は来年9月に選べばいい。
との議論がありますが、それは違います。そんな悠長なことを言っている場合
じゃありません。

 今回選出される新総裁で解散総選挙することになります。「選挙の顔」にな
れる人を総裁に選出するのです。
 理想を言えば新総裁で総選挙に勝利して、来年9月の総裁選は、現職総裁の
信任投票のような型になるのが望ましいと思います。

 総選挙になれば、もちろん全国の党員の方々にフル稼働して頂かなければな
りません。その党員の皆さんに一体感を持っていただくうえでも総裁選挙への
参加は必須です。毎年4000円の党費を負担して頂いていることを考えると、
いったい何のための党員か、という話にもなります。

 どの候補に有利とか不利とかの話ではありません。自民党の未来のために党
員党友参加型の総裁選挙の実施が必要です。実現に全力を尽くします。

あいさわ一郎

コメント
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