恥ずかしい安倍首相の国連気候行動サミット欠席
日本の首相、税金使って政府専用機でニューヨークまで何しに行ったのだろうか?今世界で喫緊の課題は温暖化対策だ。先般の強烈な台風の被害が続いていることからも日本国民にとっても最重要課題......
今日は「カリフォルニア州が15年以内にガソリン車の販売を禁止」という衝撃的なニュースが飛び込んできた。自然発火の山火事で多くの死者を出し、ワイン畑まで燃えている映像を見て、トランプが何と言おうとニューソン州知事が決断したわけがわかる。日本だって昨年の台風15,19号での被害とか今年の熊本や大分の台風では「これまでにない雨量」という警告を何回聞いたことか。
また「リチウムイオン電池などの特許は日本が世界一」というニュースにリチウムイオン電池開発でノーベル賞を授与された吉野博士が「技術開発はするが製品に結びつかない」というコメント。カリフォルニアだけでなく中国、EUでは脱ガソリン、脱ジーゼルの動きは今年になって加速しだした。その先頭を走るのがテスラで、22日にはEVのガソリン車に対抗する廉価版を2023年に発売するべく新型リチウムイオン電池を開発したとバッテリーデイで発表した。
EVでは三菱自動車、日産が世界に先がけて売り出したが、テスラに遅れをとった。トヨタは動かず、カリフォルニア州の環境規制への対応で、温暖化ガスの排出枠(クレジット)を大量にテスラから購入するいう有様だ。日本の自動車業界はドイツとならび世界一まで上り詰めた故に産業構造が大きく変わることについて行けない状態だ。部品業界を含む巨大なサプライチェーンへの対応が困難を極めるからだ。
ガソリン車の代表と君臨してきたGMもEVに舵を切り出した。まずEVベンチャーのニコラとの提携でEV小型トラックの開発に乗り出し、ガソリンエンジンはホンダとの提携で開発費を節約するという戦略だ。メアリー・バーラCEOは18歳で入社、現場の組立工をしつつGMの職業訓練校で学び、上り詰めた根っからのガソリンエンジン派だが、方針転換は果敢だ。
政府も業界も環境政策を早急に見直さないと、周回遅れになる。