前回ゴルフ5レディースで、2位の2人のあやかに注目と書き、どちらかというとショットメーカーの古江彩佳を評価した。今回、古江は55ホール連続ボギー無しという離れ業を見せ、若いミレニアム世代でありながら、過去の達成者はA.ソレンスタム、P.クリーマーなど名手8名だけの記録で、優勝と同じ価値がある。
最終ホールまで古江彩佳、東浩子の一騎打ちで通算14アンダーで並んでいた。最終ホール古江は18メートルのバーディパットをいれ、これで優勝は決まりと思ったが。東は7メートルのバーディーパットを入れかえしてプレーオフへ、これぞプロの技と鳥肌が立つ感じだった。此の時点では、28歳ベテランだが優勝が無い東浩子に勝たせたいというのが大方の思いだったのではないか。
プレーオフ1ホール目、古江は残り114ヤードの第2打をピンに入るかと思えるショットで30センチにつけ、楽々とバーディー、東も7mにつけたが、パットは穴をかすめて涙を呑んだ。此の闘いは後世の語り草になる。
モンスター笹生優花はドライバーが乱れ、ラフにつかまり、8位、153cm、54Kgという小柄な古江彩佳のショットとパットが目立つ大会だった。上田桃子、笠りつ子らベテラン勢がやや疲労気味なのにどこにエネンルギーがあるのか若さだけなのか、これから心配な点はそこだけだ。
尚、大会中ドラコン競技を行い、優勝は笹生優花、2位は穴井詩で飛距離の決着はついた。