企業情報を提供するディスコが来年3月に卒業する就活生853人に、企業を選ぶ基準について調査した。特にSDGs(持続可能な開発目標)の認知度に焦点を当てて調査している。
SDGsについて、認知度は「詳しく知っているA」が前年の13.9%が今年は19.3%、「ある程度は知っているB」39%が今年は57.1%で、計A+B 76.4%の学生が知っており、前年より大きく認知度は上っている。男女別では女性の方が認知度が高い。
こうしたことから、就職先企業を決めた理由として「企業の社会貢献度」が3年連続トップを占めている。2番目の理由は「将来性がある」次いで「職場の雰囲気が良い」「給与・待遇が良い」の順だ。社会貢献度を判断する要素として、52.9%が企業理念をあげ、次いでビジネスモデル、従業員に対する姿勢となっている。
学生は的確に分析している。経営者は改めてSDGsを基準に経営を見直すと同時に将来ビジョンを示すことが人材獲得への肝だ。
以前、就職希望人気企業について、いつもJAL,ANA,JTBなので、学生諸君表面的な華やかさを追うなとブログで書いたが、社会貢献度を尺度に企業を選択する傾向になり、見直した。
参考、SDGsの17の目標