菅内閣の発足の陰になり、苦労したわりに野党合流新党あまり話題にもならないのは何故だろう?今回の再編で、新「立憲民主」は88人から150人に、新「国民」は62人から15人となった。此の数字が国民には不可解なのだ。せっかく合流するのにウサギの糞みたいな小さな政党が誕生した。15人で何ができるのかというのが素朴な疑問だ。国会法で議案の提出権は衆議院20名、参議院10名だ。
報道によると、連合の産別組織内議員は衆参で9産別18人、うち「国民」の4産別9人が新「立憲」に参加せず、新「国民」や無所属などに「3分裂」したという。原発ゼロ反対とか中道でないとかが理由だという。最新の世論調査では新「国民」の支持率は0.1%、国民の大半がもう原発は止めようと言っているのに原発賛成では選挙も大変だ。電力や電機など産別労働組合もESGなど環境問題に背を向けているのか、こんな政治姿勢では巨額な組合費を投じて議員選挙をしても組合員はそっぽを向くだろう。
企業の方が現実的だ。日立は英国での原発受注を諦めた。日本だけでなく欧州での原発新立地は困難だろう。かつては、イデオロギーの壁を越えて、民間連合を結成し、その後官民の統一をはたし、念願の連合を結成、初代山岸会長からの働きかけで野党の統一、政権奪取を果たした連合の指導力と熱気はどうなってしまったのか??