マスコミはアップルの高速通信規格5Gに対応した新型「iPhone12」シリーズ2機種が23日に発売されたと、サムスンとか他のメーカーと違い大きく報道。国内のスマホシェア約5割を占めるからだと思うが、今のところ、携帯3社で5Gを使えるのは東京都内はJR山手線5駅などに限定され、日本全国で使えるのは4年後の見込みだ。iPhone12がでたから5Gの対象エリアが拡大するわけではない。線路が敷いてない鉄道の切符を買うようなものだ。
性能的に見ると、「12」上位機種はカメラに望遠機能をつけ、3台のカメラ機能を補完したがその他の機能は若干改善されたに過ぎない。一方値段は7万円台から12万円台。さらに5G端末を購入するには5G専用の契約が必要となり、契約の事務手数料として3300円(税込み)がかかる。
iPhoneの前回新製品廉価版SEは4万円台、カメラは広角のみシングルで、超広角や望遠はないが、手ぶれ補正も付いているし、私が使っているiPhone6に較べれば性能は進歩している。画面が4.7インチで小さいがその分軽量148gと軽量だ。年金生活者は買い換えるならSEだ。
5Gの便利さを実感できるサービスやアプリの数も少ない。「限られた場所でしか使えない5Gに対応するより、4G対応で十分と考えるアプリ開発業者はまだ多い」(通信関係者)という報道も。
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