行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

トルコと米国の摩擦に思う

2018-08-30 21:24:25 | 海外
トランプになって、国際摩擦が激しい。特に米中貿易摩擦、米トルコの政治摩擦がここのところ目立つ、ギリシャ紀行でイスタンブールを経由したためか、はたまた古代遺跡クシャダスを訪れたためかトルコ人との接触で感じたことがある。イスタンブール空港は往復乗り継ぎ地だった。行きは午前三時に着き4時間の待ち時間、帰路は深夜12時で待ち時間は無かった。驚いたことに深夜早朝でも空港の混雑は人人で溢れていた。米国の制裁など全く関係ない昔からのハブ都市である。半分は回教徒とアフリカ系黒人で、新興国の経済発展を肌で感じた。これに較べ、19時に着いた成田空港は静まりかえり、灯の消えたような状態で、日本は世界から取り残されてるのではとも思えた。
豪華なトルコ航空のラウンジ 欧米日本のラウンジでこれほど広くゆったりした経験は無い
 
 
マリアとヨハネが住んでいたというトルコ・クシャダスの郊外を訪れる時間が無かったが、はるか昔はキリスト教の聖地ともいえる処だ。その後東ローマ帝国が支配し、オスマントルコの時代になり、第2次世界大戦後共和国トルコにと変遷した。トルコ人にしてみれば悠久の永い歴史の積み重ねが背景にあり、米国ごとき新参国の大統領が制裁等と言っても歯牙にも掛けない。エルドアン大統領がトランプに屈することは国民感情からして難しいだろう。これは中国にしても同じで、同じように何千年の歴史を有し、トランプには屈しないことで、もしかしたらこの両国は手を組むことになるかもしれない。世界の政治情勢はこれから流動化するだろう。

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