3月に入って 晴れていても
まだ冷たい風が吹き抜けている中
一見 枯れ草だけに見えるあぜ道に
葉のあいだから細長いピンク色の花が
立ち上がるように
春を告げる「ホトケノザ」が咲いていた。
ホトケノザの名は
その葉の形が仏様の台座(蓮座)のように
見えることからという。
また 葉が段状に付くところから
3階建ての屋根に見立てて
「サンガイクサ」という別名もある。
なお 春の七草に数えられる
「仏の座」とは異なり食用ではないため
注意を要する。
漢字では当て字で
「元宝草」や「宝蓋草」とも書くそうだ。