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クイックリリースバイスを作ってみる

2024年01月08日 | wooden craft

先日手に入れたがグラインダーのスライド機能付きスタンドにはクイックリリースバイスが着いていた。使ってみるとけっこう便利。家にはバイスは金属製と木製の自作があるのだが,いくつあっても良いのでクイックリリース機能があるバイスを作ってみた。

クイックリリースの機構は比較的簡単にできる。

使ったのはM10のナットだが,

ナットのねじ溝半分強を削り取る。

画像で上方に噛ませればネジが効く

ヤマを削った方にずらせばヤマはかみ合わずボルトは自由に前後に動く

このナットを上下させる機構は溶接でも出来れば強固なものが出来そうだが,ネットを探すと良いアイデアがあった。

https://www.youtube.com/watch?v=7sKg7XnHS_E

 

この方式をいただいた

材料はすべて手持ちの端材

クイックリリースの機構は21mm厚の合板に15mmの方半をサンドイッチする。M10ナットの厚みは8mm。1つでも良いかなと思ったが,力のかかる部分なので,2枚を使うことのする。

これを

刻んだ15mmにはめ込む。

構想は以下の図面で

こんなイメージで

こんなかたちにサンドイッチする。台形部分を切ったので,片側3mm(両方で6mm)ほど短くなる。のこ歯の歯厚で上の方に少しアタマが出るようになる。さすがに間が6mmでは動作が不安定になりそうなので,センターに注意しながらやや詰めて接着する。その分サンドイッチの両面と横幅は合わなくなるが,自分で使うものなので無視。

T15の合板なのでこれくらいボルトが出っ張る。

これを手を削らないように十分注意して,グラインダとサークルサンダーで削り込む。

動きやすくするため,厚みも15mmよりすこし薄めにする。

組み立てて,ボルトを差し込んで動作確認する。

ボルトの歯が噛まない状態が上の写真だが,バネで浮かせるとするとバネの縮んだ高さまで削り込まないと動作しない。現物合わせて台形の下底部分をサンダーで削る。

 

3mmの鉄の棒を差し込んでバネを取り付ける。ふたをして動作確認。

ネジが噛んだ状態

クイック移動させる状態。

 

いちおう動作はOK !

 

 

 

次の工作

 

 

クリックリーリスさせる押し板は

22mm径で10mmの深さの溝を彫る。(マークは20mmとなってるけど,正しくはワッシャの大きさ22mm) 押さえ用のボルト8mm,ワッシャー1.5mmとして考えた。板材は21mm合板2枚。

これは仮組み

ワッシャーとボルトを内蔵し,グリースを充填してふたをする。そのふたも1mm厚の端材でうまくいった。

 

 

受け板も21mm2枚。

何を考えていたんだか,,,必要のない穴を開けてしまった。1つはセンター出しに使えるけど・・・もう一つは予備板に代える。

 

これをラダーに取り付ける。

ここで何を考えていたんだか,手順間違い!!

ラダーにはまず ①クイックリリース機構を取り付けて,その後 ②その先に押し板,最後に ③固定の受けを取り付けないと,押し板のふたを取り付けるときにドライバが入らない。

 

これを締め上げるの苦労した。

こんなねじ回しがあったので,なんとか・・・・なったけど,馬鹿でした

 

くみたてあがり!!

押し板が浮かないように底に板を渡す。

これで操作確認。クイックリリース機能もOK!・・・・・・・・・・・・でも,力いっぱい締め付けるとバネが動いてねじ山が外れる。つまり締め付けられない。

バネの力が弱いんじゃないかと考え,何か良さそうなものを探す。これまでのバネが,ボールペンのノック機能のバネだった。これだと弱すぎる。

ジャンク箱をひっくり返して,やや太めのバネを発見。

これをダブルで使ってみる。

ここのふたはメンテ用にネジ止めにして,接着しなくて正解だったね・・

 

これで力を入れても大丈夫。実用になります。

リリース機能は1mmも押下できれば十分。バネの強さに注意が必要だった。

 

 

これで二日かかった。ちょっと長いレポートでした。スミマセン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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