先日600円のデジタルノギスを購入したところですが,ちょっと話題になってるのがLR44電池がすぐに終わってしまうと言うこと。
ラジオペンチさんの調べでは,電源ON時に約20μA,電源OFFに場合でも,18.4μAも消費されているとのこと。
ラジオペンチさんはこれを大容量の単三電池を外付けする方法とさらに進めて,Trのトグル動作させる回路を組み込み,ノギス内のON-OFFスイッチで動作させようとするもの,Trによるスイッチ回路は面白そうなので,真似しようかなと思ったのですが,デバイスが手持ちでない。
で,考えました。単純に電池からの配線を切って間にSWを入れてても良いかな?私の場合はお気楽回路で臨みます。
実は・・・10年以上前に購入してほったらかしにしていたデジタルノギスが物置の奥から出てきたのです。
確かこれは,電池がすぐに終わることに加えて,電池部分の接触が悪く,測定結果が時々0に戻ってしまうなど,動作が不安定で使うのが面倒なので,放ったらかしにして忘れていたもの。(※今回ここも改良。電池の蓋の裏に小さく絶縁テープを貼り付け,その厚みで電池を圧着さえるというもの。今のところ安定してます。)
こんなものでございます。お値段は1000円もしないものだったと思いますが,いちおうステンレス製で,0.01まで計れるもの。写真のようにケース入りでしたが,とうの昔にケースは廃棄されてます。写真は購入時の記録。2013年2月とデータはあります。見たら,ラジオペンチさんのと同じモデルのようです。もちろん電池は飛んじゃってありません。
さっそくバラして中を確認。
ここに空間がありますので,この部分にSWを突っ込めそうです。
こんな具合かな・・・・
電池ソケットの+側から回路に場所にちょうど良い場所がありました,ランドを剥がします。
ここに小さなスライドスイッチを入れました。
ISPで基板をお掃除して組み込み。
これを固定すればいいわけです。でも,今後も中を開けていじることもあると思うので,がっちり固めず,固定はホットボンドで行いました。
動作確認。OK!
ちょっと曲がってしまっているけど,こんな感じであまり突起してないので操作もしやすそうです。
カチャカチャいじっていると・・・・・・・
スイッチのバーが劣化していたのか,ポロリと折れてしまいました。
やり直し・・・・Orz・・・・
手持ちの小さなスライドスイッチはもうありませんでした。古いのでプラスチックが劣化してたのかな?そんなに無理な力は加えてないんだけど・・
代替を探すと,プッシュスイッチが見つかりました。これに代えます。
こんな感じ。
動作は問題なし!!
少し突起部分が高くなりますが,かえってプッシュスイッチの方が操作しやすいですね。プッシュですぐに起動,操作後すぐにOFF。スムーズです。
本体にもともとあるON-OFFスイッチは切り忘れ用としてつかえるかな??でも,消費電流が馬鹿にならないから,あまり使い道はないです。
ということで,単純なスイッチ組み込みだけのかんたん工作でした。
すぐやるのが素晴らしいです。
私はちょうど良い大きさのスライドスイッチを探そうとしている段階で停滞です。
Amazonで購入した部品をあちこちの箱へ入れているためすぐには見つからず、緊急性無いから放置状態です。
プッシュスイッチは使いやすいと思いますが、使用する場所の電流値が微弱な為、長期間利用する装置としては接点自浄効果があるスライドスイッチを使いたいと思ったのです。
SWの耐久性についてはあまり配慮はしていませんでした。どうなんでしょうかねぇ・・・スライドの方がコンパクトにできるのは事実。私みたいにレバーをポロリテなこともあります。