アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノデュオ、シンクロ率

2014年06月29日 | ピアノ
アンサンブルの楽しみ、いろんな組み合わせがあるけれど、私が一番経験豊富なのはフルート四本とか五本とかの合わせ。

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あれは横一列に並んで吹くけど、特に合わせにくいと思った記憶はない。お互い見えるし、聞こえるし。

バイオリンのアンサンブルをするようになった昨今、配置はフルートアンサンブルとあまり変わらない。何が違うかというと、バイオリンの音がフルートよりやわらかい点かな。会場の音の響きはさまざまだけど、お互いの音が聞きづらい場合は案外やりにくい。場所的には近いというか、お互い気配が感じられるのでそんなに困ることはない(はず)だけど…

バイオリンの初心者どうしでアンサンブルする場合は、他楽器経験もないレイトスターターだったりすると、アンサンブルについても初心者なので、とことん合わない場合は合わない(はっきりした数え間違い含む)。

でも、そういう話ではなくて、
・ピアノもめっちゃうまくて、
・アンサンブル能力もある、
という場合にでも、ピアノデュオ(二台)ってのは難しい。

バイオリンやフルートのアンサンブルとはまったく違う、距離の遠さ。
自分が弾いてしまう音の強さ。それを乗り越えて相手の音が届くかどうかは諸所の条件次第。
相手が見えない。特に譜面を置いてる場合は、かなり座高が高くないと埋もれてる(^^;;

昨日聞いてきたコンサートは、ピアノデュオばっかりのコンサート。これはめずらしい。連弾も二台もあったけど、9組中6組が二台ピアノということで、これは聞き応えありましたよ。

それで、プログラム見ていてあることに気づいたんですが…

9組中4組が同じ名字!! (きょうだいとか夫婦とか?)

やっぱり、長期間、あるいは頻回に、練習できるってことが強みだからですかね。私はこのコンサート、とーるさんに教えてもらって行ったんですが、とーるさんとshukuさんペアはね、そりゃ文句なくうまいですよ。アンサンブルも、わりと合ってましたけど、頭振ったり、見合ったり、合わせるためにかなり必死で神経を払っている様子が伝わってきました。

二台ピアノ環境は、おうちにはないそうで、練習はスタジオとか借りることになるんですけど、五、六回合わせたとかいう話でした。それってずいぶんがんばって合わせたうちに入ると思うけど、二台はたいへんですねー。

弾いてたのは、ラフマニノフの交響的舞曲とかいう、弾くのも合わせるのもなんかものすごい難しそうな曲で、特にノッてきた最後とかめちゃかっこよかったし、その辺はピタッと合ってましたけど、むしろ音の少ないあたりって合わせがすごい難しいですね。私がギロックとか(^^;; 簡単な曲を合わせただけでもそう思いました。ちゃかちゃかしてるところは、指さえ動けば、耳で聞いて合うからいいんですよ。ritしてa tempoしたりするのは見えないとほんとやりにくい。

ところが、次のペア(名字同じ。姉妹?)はもうぜんぜん、合わせるのに苦労してる様子がなくて、お互いもうタイミングを信頼しあっていて、躊躇なくスパーンと行けば合う、くらいの感じでアンサンブルできちゃってます。どうやらこれはデュオとしての年季が違うんですね。

難曲、かつ好演が目白押しでしたが、「死の舞踏」(サン=サーンス)と組曲第二番より「ロマンス」(ラフマニノフ)がことのほか印象深かったです。

それで、コンサートが終わって会場から出ると、待ち構えたように楽譜売り場があって(笑)ふらふらとそこにキャプチャーされたスケルツオさんと私は、それぞれ楽譜をお買い上げ。スケルツオさんは気に入った曲をまっしぐらに買ってましたが、私は気に入った曲…は逆立ちしても一生弾けないので、「マ・メール・ロワ」(連弾)を買って帰りました。

ご近所で、もう夜ごはんもお風呂も終わってから「今ちょっと行ってもいい?」かなんか電話して、パジャマの上からコートはおってぴゅーって行けるくらいのところで、音楽的にも合う人(そして贅沢をいわせてもらえば防音室にピアノ二台置いてる人-笑)がいたらデュオ結成したいわ~

…え? ネゴトは寝て言えって?? まーいいじゃないですか、夢を語るだけならタダです。

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コメント (8)
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