アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

弾き語り、その高い壁

2014年06月06日 | ピアノ
「アナと雪の女王」見てきまして…
ま、映画としてもよかったと思うんですが、ミュージカルとして、とてもよかったです。超有名になってる「Let it go」だけじゃなくて、ほかのもね。

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それで、ついこんなものをポチりまして↓
ピアノソロ/弾き語り 中級 アナと雪の女王~日本版サウンドトラックより~

こういう楽譜って、「初級」とか「中級」とか書いてあって、さすがに人気映画だけあっていろんなのが出てます。「中級」が何を意味するのかいまいち不明ですからちょっとおっかなびっくりですが、いくらなんでも「初級」だとねぇ、すごくつまんないのだといけないから。

届いたものを見ると、まぁいい線かな?? 練習したら楽しめるくらい??

で、とりあえず「Let it go」を見てみますと、なんと「ソロ」「弾き語り」「連弾」と三バージョンご丁寧に載っていまして(^^;;
「連弾」おもしろそう~でもひとりじゃ試せないからね。
「ソロ」はまぁいいんだけど、やっぱこの曲は歌ですか。

それで弾き語り用の譜面を見ると、ピアノ部分はとても簡単…音数がぱらりという意味でもそうですが、手になじむ感じで弾きやすく作ってあります。やーこれは楽勝!?

しかし。

ピアノを弾きながら歌をうたうということがどうしてもできない。やるとしたら、一小節弾いて~ちょっと間が空いて(頭のじゅんび)~一小節弾いて~みたいになりそう。なんか、脳みそがそういうふうにできてないのよ、って感じです。

それを見越して、ほかの楽譜よりぐぐっと易しくして「弾き語り用」を編曲してあるんだろうけど。それでもぜんっぜんダメ。

これはあれですね…

話が飛ぶんですけど、ファインマン(物理学者)のエッセイで、「困ります、ファインマンさん」って知ってます? あの「ワン・ツー・スリー、ワン・ツー・スリー」っていう話、私好きなんですけど、要するに「脳みその同じところ使う課題をダブルでやろうとすると停滞する」ってこと。

何も見ないで、「1,2,3,,,」って60まで数えて、「はい」と、これが実際何秒だったかってのを測ります。1つ一秒で数えているとちょうど一分ですけど、いいんですなんでも、ただその人の固定ペースを知りたいだけで。

この、「60まで数える課題」と、何ならいっしょにしてもペースが変わらなくて、何だとずれちゃうか、そういうのを実験するわけ。

階段の上り下りをがたがたやって、心臓ばくばくさせても、数えるスピードに影響がなかったとか、洗濯したあとの靴下を数えるのはいっしょにできないが、四角く並べるとかして視覚的に(←だじゃれじゃないです)数えればOKとか、新聞を読むことさえできるとか。ファインマンさんは本気でいろいろ試してみたところ、けっこういろんなことが可能だったけど、しゃべることだけはどうしてもできなかった。

その「研究成果」を寮仲間に発表すると、「そんなはずはない」と反論する人がいて、「しゃべるのなんかなんでもないが、読むことだけはできないハズ」というんですね。それで実験してみるとなんとそのとおりで、どうも、ファインマンさんとその人では、「1,2,3,,,」とリズムを取ってるときの処理方法が違うみたいだった、とか。

脱線が長くなりましたけど、要するに、歌をうたう、ピアノを弾くというのは、それぞれがその人にとって「可能な課題」であっても、おそらくはかなり多くの部分のリソースを共有してるから、いっぺんにはできないのね。

これを練習するとできるようになるのかどうか…できるようになるとしても、

両方の課題が余裕でこなせるようになったため、リソース共有しても処理オチがなくなるという方向なのか、
違うリソースを使うようになるという方向なのか、

練習すると、ボケ防止にもいいかも!?
興味ありますねー。

矢野顕子とか頭の中どうなってるんだろう。

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コメント (8)
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