アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ドイツ語で弾いてください。

2017年04月11日 | ピアノ
さて昨日はいよいよ、内藤先生のシューベルト即興曲op90-3レッスンでした。

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いよいよ、というのは、去年の秋のコンサートで内藤先生がこの曲を弾くのを聞いてめちゃくちゃ惚れてから、苦節半年。いや苦しんではいないしずっと弾いていたわけでもないけれども、ずっと心にかかっていた曲というか、言うのもおこがましいけれどほんとは持ちネタにしたい曲。持ちネタとしては(聞く側にとって)わりと迷惑かも。長いから。

ただし、もちろんだけど、素敵に弾くなら迷惑でない(^^;;

そして、素敵に弾くための大きな関門のひとつがこの

「日本語でなく、ドイツ語で弾け」
ということ。

つまり、この曲、シューベルトのピアノ曲の中でもことのほか歌曲っぽい(ドイツリートっぽい)。

んで、旋律はぜひとも「ドイツ語で」うたわないといけない。雰囲気ぶちこわし!!

たとえば、「野ばら」って曲がありますね、シューベルトの…

らべはたり、なかのーら♪

…それだと日本語です。シューベルトさん、日本語ワカリマセン。

Sah ein Knab ein Roslein stehn,
Roslein auf der Heiden,

(ほんとはoのうえにテンテン(ウムラウト)ついてます↑)

明らかに強弱のリズムが違います。日本語で歌うということは何か違う曲になっちゃってるわけです。

もちろん、即興曲op90-3に具体的な歌詞はついていないのですが、それでもドイツ語で歌うような、フレーズのつくりとつながりをもって(ピアノで)うたう。

先生、(弾きやすくなるようにと?)ハマる歌詞をドイツ語でいっしょうけんめいひねり出そうとしてくださってたんですが、いやいやいや、いくらうまくひねりだしてもらってもドイツ語わかりませんし(ちょうど今日から「まいにちドイツ語」講座を聞き始めましたとはハズカシすぎていえない)。

それと、もうひとつの大きな関門が、まさに私が昨日の記事で書いたやつ。

歌の伴奏をするというのは、きちきち音を詰めて息が吸えないというのも困るけど、息を吸い終わるのを待っている(ぶらさがる)のもダメ。歌が載せられるようにいい感じの枠組みを作って、停滞なく前進するのがピアノ伴奏の役目。

ということになると…

今のえっちらおっちら、それこそ♪いっこずつ並べるような弾き方してたらいけないんだけど。

先日、音大生が別の即興曲持ってレッスンに来たときは、ドイツリート聞いて弾いて練習しろーいうて帰したらしいんだけど(^^;; その人はまずベースラインとして達者にきれいに弾けてるわけね。そこへ日本語からドイツ語の切り替えだけ搭載すればいいわけなんだけど、ところがこちら、まず物理的に音が並んでなくて、こうしたいというノリ(とテンポとリズム)で弾こうとするともれなくコケてたいへんなことになります。

これじゃレッスンが前に進みませんがどうしましょってところで、先生が、私の視界の真正面に来るようにピアノの鼻先に立って、大振りの指揮を始めました。

すると、乗せられて前へ前へ…

先生「さっきと別物くらいいいじゃないですか~」
私「そりゃー指揮があれば…というか実際音がちゃんと並んでないですけど」

先生がいうには、すべての音をくまなく並べようとしなくていいと(弾けていてノリにも合うのがよろしいでしょうが、どちらを取るかといえば)。

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