アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

モーツァルト好きの原点

2023年11月08日 | ピアノ
もちろん「モーツァルト」という作曲家は子供のころから知っていました。

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なにしろ母が「街のピアノの先生」だったので、お腹の中にいるころからモーツァルトは浴びるように聞いていたはずです。そして、ある程度日本語を理解するようになったあとであれば、大きいお姉さんたちが入試のためにモーツァルト(とベートーヴェンの選択だったりする)を弾いていたりするので、作曲家名としても知っていました。

ただ、そのころは別にモーツァルトが特にどうとも…まぁ正直いうとそんなに魅力を感じていませんでした。モーツァルトの素敵な演奏には接していなかったかもしれない。

モーツァルトの名前を知ったあと半世紀ほど経った今は、いろんな作曲家の曲をピアノで弾く中で、モーツァルトというのがかなり好きで、なんとなれば初の「合同リサイタル」企画でメインの曲に据えたほどです。あんまりモーツァルトを〆に持ってくる人いないよね? 藤田真央じゃあるまいし。

こうやって「モーツァルト好き」を何のてらいもなく前面に出せるようになるまでには紆余曲折というかいろいろあって、それこそ「藤田真央じゃあるまいし」じゃないけど、よほどうまくないとモーツァルトなんて人前で弾くもんじゃないんじゃないか、という引っかかりは大人ピアノ再開後もかなり長く持ってたと思います。「アラが目立つし」みたいな…

まぁしかし、別にモーツァルトじゃなくてショパンでもラヴェルでも、私が間違えれば聞いてるみなさんわかりますし、だからどうということもないわけなので、うまく(完璧に)弾けないから弾いちゃいけないってこともないですね。そんなこといってたらどんな曲だって同じことなんで、さんざ弾き古されたクラシック曲をアマチュアが弾く意味なんてないよねという話になっちゃう。だからそうじゃなくて。

何かちょっとしたところでも、自分なりの、ここが好きなのよ萌えなのよ、というサムシングが織り込めればそれでよしというか、いいかどうかわからないけどたぶん聞いた人にもあぁなんか弾きたかったんだな、というのが伝わる気がするんです。

で、なんでモーツァルト好き(自分なりの乗せたいものがある)になったのかというと…
中学校のときの音楽の授業だと思います。

音楽の授業はちょっと変わっていたので、アルトリコーダーとかなくてひたすら歌うだけなんですよね。それが私的にはかなり不満だったんですけど…だって楽器好きだものね。歌うより。ソプラノリコーダーでもアルトリコーダーでも、木琴でもなんならカスタネットでもいいから、とにかく楽器を触りたいタイプだったので歌だけってのはちょっとガッカリだったんだけれども。

そのとき、モーツァルトの魔笛がけっこうよく出てきて、元々女声の曲じゃなくてもいろいろ歌いました。歌うといっても歌詞は日本語ですけど。日本語だからこそ、解説不要でおよその意味がわかりますし、今でもかなり記憶に残ってます。魔笛のあれこれを歌ったり、本物のオペラこそ見なかったけれど映画でオペラも観賞したり。

元々知ってたのは主にモーツァルトのピアノソナタですけど、モーツァルトの魅力というか本気って、オペラ抜きには語れないですよね。私が個人的にただ好みのものを見たり聞いたりしていても、自然の成り行きではモーツァルトのオペラ(の曲)に接することはあまりなかったと思われますが、授業だからどっぷり接することができた。

それで後にピアノ習うようになって、(ヤマハの)先生に妄想オペラシーンを語ってもらったり、相方のclalaさんと妄想オペラシーンを共有したりするとちゃんと楽しく弾けるわけで。

教育ってそういうもの。別にオペラ歌手にならないならオペラなんか教えなくていいって話ではないよね
(参考: 「「義務教育にリコーダーは必要なのか」って…え!?」)

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