「東大卒女性が幸せになる方法」に書いたように、まぁ意識や能力が高くても(高いだけに?)迷走する場合もあるけど、地に足のついた発想をすればちゃんと合う仕事をつかめる…たぶん。
←男も女も仕事も育児も。別に東大に限った話じゃない
それで、次なる問題は、結婚して子ども産んだあとはどうする!? ということになります。
私の場合はちょっと物事の順序が違ってて、専業主婦になりたくておムコさん探しのため大学へ行って結婚して、でもなんだかんだあって結局就職して子どもを産んだあともずっと会社員を続けているという状況だけども、ふつー(?)はもっと就業意識が高くて、仕事したいって人が圧倒的に多いです。
それで、学歴なり能力なりを生かしてバリキャリ(死語)をできちゃったとなると、これが、仕事そのまま子育てもってわけにはなかなかいかない。どうしたって1日24時間しかないもんでね。
「ルポ東大女子」(おおたとしまさ著)という本を読んだんだけど、仕事も子育てもしたい、けどそれって欲張りだよね!? というところで引っかかっている東大女子は多いみたい。でも、ここでおおたさんが指摘するように、バリバリ仕事して、かつ、子どもがいるって男性はたくさんいるでしょ。それ欲張りって言われないじゃない。
あれ、どうしてだろう…
その種明かしをすれば、その「バリバリ仕事して子どもがいるって男性」の場合、ただ子どもがいるってだけで、実際子育てはたいしてしてないって状態でバリバリ仕事する時間があるということが多いわけですが。
これ、女性だけが、自分が主として子育てをすること前提に、夫にも何々してもらいたいとかそんなふうに悩むので、それって不平等だとは思うのですが、
一方、男性だけが、仕事を辞めて専業主夫になったらヒモ扱いされるというのも不平等というかなんというか。
こんな状況をどうする、ってことで東大駒場では「ジェンダー論」という授業が行われているそう(上記の本による)、これがおもしろいの。
東大女子でもたまに専業主婦になりたいって人がいる(ぎくっ!)。それは個人の自由だけれども、ちょっと待てよと。出産以降も働き続けることにすれば生涯三億とか稼げるところ、それナシにしていいのか、そこを考えてから判断すべし。あるいはまた、もし彼氏に「家に入ってほしい」っていわれたら「あなた追加で三億稼げる?」と聞いてもいいかもしれない(^^;;
次に男子の側から見てみたとして、共働きの一日あたり平均家事時間は夫婦合わせて6時間くらいのところ、妻が5時間受け持ってる(そして仕事はフルタイムでないことが多い。無理だから)。そこを、夫婦イーブンにして3時間3時間受け持つことでもし妻がフルタイムで仕事できるならば大儲けではないか。
この本に書かれている計算は、この授業をやっている瀬地山さんが言ったものだと思うんだけど、
-------------------
夫が一日3時間の家事をすることで(つまり年間約1000時間)、
妻が年収1000万円稼げるとすれば、
夫が家事する時間の価値は一万円/時間
-------------------
となっている。
残業してる場合じゃない、帰って家事したほうがいいよ、という主張。
まぁこの計算はいろいろおかしいところもあるけど…
#夫が家事しない場合、妻は無収入というわけではなくてある程度収入があるとすれば差で考えないといけない。
#それと、夫が残業をしないで(減らして)帰っても収入が減らないという前提が成り立つか怪しい。
数字は多少嘘でも、そういう切り口を示すのはいいかもしれない。
東大女子は東大男子と結婚する率も高く、夫婦揃ってキャリアコース出世狙いだったりすると、これは時間不足の度合が半端ないし、どちらもオリたくないわけで、この葛藤はものすごく大きなものになる。
というようなことをつらつら読んでみると、あらためて、私がなぜ「子ども三人、フルタイム会社員」を続けてきたのか(続けられたのか)というのがわかる。
・夫婦ともに上昇志向が強くないこと
・夫婦で近い立場(目線)であることを「快」と感じる関係性であること
よしぞうは、「男の沽券(?)」というものにこだわりがないし、私に「会社で仕事をする適性」がものすごくあることを早くから見てとって、そちらに向かうように誘導してくれた。そのうえで、育休も、保育園の送迎も、まったく同等かそれ以上に担ったんだからね。
考えてみればレアもの、値打ものの男性なのである。家事能力は低いけど(育児能力は高かった)。
でもこれは、よしぞう自身が逸材であるということのほかに、若いうちに(というか学生のうちに)クラスメイトとして出会ったからこそここまで来た、というふうに私は感じているのだけれど、この本によれば、全く違うコースから「男も女も仕事も育児も」にたどり着く人がけっこういるらしい。
若いころは思う存分仕事をして、落ち着いたころに結婚して出産し、(比較的)のんびり過ごす。この場合、夫が東大卒でないことも多い(出会いも大学だけではなくなるし、価値観のハバも出てくるからか?)。こういったケースでは、子どもが小さいとき、妻より夫のほうがより多く仕事を調整して妻を支える場合も少なくない。
いずれのコースを辿るにせよ、東大卒女性の夫となって幸せをつかむには
・男が上(学歴、年収など)でなければいけないという思い込みを捨てる
・家事育児を分担し、夫婦合算の収入増を狙う
というのがお奨め。
さらにいえば、夫婦フルタイムの線が維持できれば、経済的には相当余裕があるはずだから、働き方については「従来型男性並み上昇志向」を二人ともやめてしまうと時間的にもゆとりができて特にお奨め。
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←男も女も仕事も育児も。別に東大に限った話じゃない
それで、次なる問題は、結婚して子ども産んだあとはどうする!? ということになります。
私の場合はちょっと物事の順序が違ってて、専業主婦になりたくておムコさん探しのため大学へ行って結婚して、でもなんだかんだあって結局就職して子どもを産んだあともずっと会社員を続けているという状況だけども、ふつー(?)はもっと就業意識が高くて、仕事したいって人が圧倒的に多いです。
それで、学歴なり能力なりを生かしてバリキャリ(死語)をできちゃったとなると、これが、仕事そのまま子育てもってわけにはなかなかいかない。どうしたって1日24時間しかないもんでね。
「ルポ東大女子」(おおたとしまさ著)という本を読んだんだけど、仕事も子育てもしたい、けどそれって欲張りだよね!? というところで引っかかっている東大女子は多いみたい。でも、ここでおおたさんが指摘するように、バリバリ仕事して、かつ、子どもがいるって男性はたくさんいるでしょ。それ欲張りって言われないじゃない。
あれ、どうしてだろう…
その種明かしをすれば、その「バリバリ仕事して子どもがいるって男性」の場合、ただ子どもがいるってだけで、実際子育てはたいしてしてないって状態でバリバリ仕事する時間があるということが多いわけですが。
これ、女性だけが、自分が主として子育てをすること前提に、夫にも何々してもらいたいとかそんなふうに悩むので、それって不平等だとは思うのですが、
一方、男性だけが、仕事を辞めて専業主夫になったらヒモ扱いされるというのも不平等というかなんというか。
こんな状況をどうする、ってことで東大駒場では「ジェンダー論」という授業が行われているそう(上記の本による)、これがおもしろいの。
東大女子でもたまに専業主婦になりたいって人がいる(ぎくっ!)。それは個人の自由だけれども、ちょっと待てよと。出産以降も働き続けることにすれば生涯三億とか稼げるところ、それナシにしていいのか、そこを考えてから判断すべし。あるいはまた、もし彼氏に「家に入ってほしい」っていわれたら「あなた追加で三億稼げる?」と聞いてもいいかもしれない(^^;;
次に男子の側から見てみたとして、共働きの一日あたり平均家事時間は夫婦合わせて6時間くらいのところ、妻が5時間受け持ってる(そして仕事はフルタイムでないことが多い。無理だから)。そこを、夫婦イーブンにして3時間3時間受け持つことでもし妻がフルタイムで仕事できるならば大儲けではないか。
この本に書かれている計算は、この授業をやっている瀬地山さんが言ったものだと思うんだけど、
-------------------
夫が一日3時間の家事をすることで(つまり年間約1000時間)、
妻が年収1000万円稼げるとすれば、
夫が家事する時間の価値は一万円/時間
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となっている。
残業してる場合じゃない、帰って家事したほうがいいよ、という主張。
まぁこの計算はいろいろおかしいところもあるけど…
#夫が家事しない場合、妻は無収入というわけではなくてある程度収入があるとすれば差で考えないといけない。
#それと、夫が残業をしないで(減らして)帰っても収入が減らないという前提が成り立つか怪しい。
数字は多少嘘でも、そういう切り口を示すのはいいかもしれない。
東大女子は東大男子と結婚する率も高く、夫婦揃ってキャリアコース出世狙いだったりすると、これは時間不足の度合が半端ないし、どちらもオリたくないわけで、この葛藤はものすごく大きなものになる。
というようなことをつらつら読んでみると、あらためて、私がなぜ「子ども三人、フルタイム会社員」を続けてきたのか(続けられたのか)というのがわかる。
・夫婦ともに上昇志向が強くないこと
・夫婦で近い立場(目線)であることを「快」と感じる関係性であること
よしぞうは、「男の沽券(?)」というものにこだわりがないし、私に「会社で仕事をする適性」がものすごくあることを早くから見てとって、そちらに向かうように誘導してくれた。そのうえで、育休も、保育園の送迎も、まったく同等かそれ以上に担ったんだからね。
考えてみればレアもの、値打ものの男性なのである。家事能力は低いけど(育児能力は高かった)。
でもこれは、よしぞう自身が逸材であるということのほかに、若いうちに(というか学生のうちに)クラスメイトとして出会ったからこそここまで来た、というふうに私は感じているのだけれど、この本によれば、全く違うコースから「男も女も仕事も育児も」にたどり着く人がけっこういるらしい。
若いころは思う存分仕事をして、落ち着いたころに結婚して出産し、(比較的)のんびり過ごす。この場合、夫が東大卒でないことも多い(出会いも大学だけではなくなるし、価値観のハバも出てくるからか?)。こういったケースでは、子どもが小さいとき、妻より夫のほうがより多く仕事を調整して妻を支える場合も少なくない。
いずれのコースを辿るにせよ、東大卒女性の夫となって幸せをつかむには
・男が上(学歴、年収など)でなければいけないという思い込みを捨てる
・家事育児を分担し、夫婦合算の収入増を狙う
というのがお奨め。
さらにいえば、夫婦フルタイムの線が維持できれば、経済的には相当余裕があるはずだから、働き方については「従来型男性並み上昇志向」を二人ともやめてしまうと時間的にもゆとりができて特にお奨め。
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