アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

止まらないで弾くための練習

2021年04月20日 | ピアノ
さてモーツァルトの協奏曲23番3楽章は、細かいところも丁寧に仕上げていきたい気持ちはあります、あるんですが、ひとまず本番が週末に迫ってきていますので…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←脳内イメージはとっても素敵なモーツァルト

とりあえず、止まらないで弾きたいの。なんちゃってでいいから!! (←これ苦手なやつ)

元々、本番は六月のはずで、でもその練習というかいったん弾いてみるといいよね、って四月にもエントリーして…
けどよく考えたら四月にともかく弾けてないといけないじゃん(汗) ←イマココ

じわじわとは改善されてきてると感じるのですが、音が抜けても、ミスタッチしても、とにかく先に進めますという自信がない。
というかその状態に来てない。

やはり練習のときに、「転んでも先へいく」習慣をつけるのが大切だろうなと思い、間違いを訂正せずひたすら先に進んで弾いてみたところ、さて戻って今間違えたところのおさらいをしましょうと思っても、場所忘れてる(o_o;; 鳥頭

それで、折衷案というか、セクションに区切って、そこまではとにかく弾き切って、
セクション内の修正をして、次のセクション

というふうにしてみました。まぁ妥当な路線でしょうか。

それで、実験(?)を重ねてみたところ、いい感じで弾ける(つまり、間違えても小事故で済ませてすぐ回復して先へ行ける)のは
「頭の中で高速ドレミ唱奏法」(過去記事)
がうまくいっているときだとわかりました。

じゃあずっとそうしてろよって感じなのですが、これがなかなか、身についてないので続かないんです。

そして、自分の中で「ドレミ唱」が途切れても、それですぐ止まっちゃうとは限らなくて、ふつうには弾けるんです。スムーズに弾けてれば止まらないし気づかない。そして、実際に間違えたときにアッてなるんです。

ま、現状そんな感じですが…

・セクションごとに、弾き直しせず先にいく練習
・高速ドレミ唱奏法を心がける
・まぁまぁ無理ないテンポ(88)と、ちょっと無理目の目標テンポ(96)の両方を取り交ぜて練習する

という方針で臨んでいます。なんか、ゆっくりだけ練習してるのも、限界のテンポだけやってるのも違うかなって思うんです。弾けるテンポだけで弾いてると、実は速く弾けない弾き方のまま定着してても気が付かないし、速いテンポだけで弾いてると、しょっちゅう崩れる練習してるみたいで(^^;; それもどうかと。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西洋音楽史(1) 音楽とは何か

2021年04月19日 | ピアノ
そういえば「音楽」という言葉は、音読み+音読みの二字熟語で、「やまとことば」ではなさそうなので、どこかの時点で輸入された言葉なんですよね。その前から歌をうたったり笛を吹いていたはずだけど。
考えたこともなかったなぁ…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←お坊さんたちの声明が「音楽的」でびっくり

というわけで、放送大学の講座第一回は「音楽とは何か」ということから始まりました。それがわかったらピアノがうまくなるかどうかはさておき…

この講座は「わかる音楽史」というのがテーマだそうです。作品そのものより、背景の社会構造や思想、楽器と奏法、そして作品の受容と評価のように、周辺を学んでいく。もちろんその結果、作品理解につながったりもするだろうけど。

【大まかな時代区分】
8世紀~ 中世
15~16世紀末 ルネサンス
17~18世紀前半 バロック
19世紀 ロマン派
20世紀 現代

英語ならmusicだけど、その元となったのはギリシャ語「ムーシケー」だそうで、それだけじゃなくて、音楽用語はギリシャ語起源のものが多い。メロディ、リズム、和音(harmony)、あるいは楽器の名前とか。
(チェンバロと、シンバルが同じギリシャ語から来た別の形だって。マジか!)

日本語の「音楽」は、中国から来た言葉だけれど、その言葉を輸入したときには、元々日本にあった、今でいえば音楽活動にあたるようなこと(「あそび」「うたまい」)は今せず、外来の雅楽や仏教楽を指していた。それが、明治に入ってから、西洋から取り入れた音楽を主に指しつつも、日本に古くからあった活動も含み、広く「音を操作する活動」を指すようになった。

そうなった「音楽」というのは、musicなど西洋諸語のちょうどぴったりした訳語として機能している。

ギリシャ語の「ムーシケー」を輸入する前のローマ、あるいは、西洋音楽と、music等の訳語としての「音楽」という言葉を持つ前の日本では、実際には既に音を操作するいろんな活動があったのだけど、それはたとえば祭りの笛として、あるいはお坊さんの声明として、なんらか別の活動の文脈に埋没していて、音の活動の部分だけをあれもこれも合わせて「音楽」として捉えていなかった、と、そういうことをいいたいらしい(この授業では)。

で、そうやって捉えた「音楽」というものが、日本に元からあった「(管弦の)あそび」とどう違うかというと、「音楽」は人が操作して得た音を文脈から切り離して捉えるもので、西洋音楽のコンサートならば、コンサート・ホールとかで外の音を遮断するところから始まるけれど、平安時代の「東遊びの耳慣れたるは」波風の音など自然音と相まって、おもしろく場所に調和して聞こえると(参考:「源氏物語」)。

そのへんまでが第一回。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小曽根真&藤田真央のモーツァルト

2021年04月18日 | ピアノ
「題名のない音楽会」、GJ! 素晴らしい企画ありがとう~
ジャズ界のレジェンドピアニスト・小曽根真 クラシック界の若き天才ピアニスト・藤田真央 夢の初共演の音楽会

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←即興は次の瞬間なにが起きるかわからない中、みんなで音楽を作る。人生そのもの。(by小曽根)

この企画は真央ちゃんから小曽根さんへのラブコールで始まったそうですが、なにしろ真央ちゃん7歳のときから小曽根さんファンなんだって。

なにせ7歳なので小曽根さんがジャズピアニストだということを認識していないんだけど、小曽根モーツァルトを聞いて、ほかの人のと全然違う! もっと聞きたい!! ってなった、というエピソード(平たくいえば、当時から感性と耳が優れていたんだよ自慢!?)

真央ちゃんがモツソナ「ドーミソシードレド」を弾いたら
小曽根さんが小曽根流モーツァルト…小曽根流の弾き方というよりは(クラシックはまぁまぁ原曲っぽく弾くので)、小曽根流の聞き方がわかるような(レントゲン的な)弾き方をしてくれた。これがおもしろいの。ドミソ、ドファラ、シレソっぽいモーツァルトの中に、凝った和声を聞いていく感じ。

それで、真央ちゃんから小曽根さんへの質問が…
「どうやったら即興できますか」

真央ちゃんは作曲もするみたいですけど即興はあまりしない(苦手)なのかな?

すると、小曾根さんがいうには、
「ふだん弾いてるクラシックっていうのは完成度が高いものなので、そういう完成度を求めていくと怖くて弾けなくなるんですよ」
「完成度高くしようとしなくていいので怖がらないで弾けばいい」

それで、やってみました。小曾根さんが四小節、続けて真央ちゃんが四小節、交代に即興を繋げていく遊び。そしたら途中から、小曾根さんが四小節過ぎても渡さなくて(弾くのをやめなくて)アンサンブルになりました。ほら、こんなのどう? おぉ、そう来るの!! みたいなキャッチボールが、どちらも少年みたいな顔しててもう(かわいい)

仕上げはモーツァルト二台のピアノのためのソナタより第三楽章。途中ちょいちょいいろんな仕掛けを入れていきつついちおう楽譜に沿ってすすめていたのが、カデンツァになってまったく楽譜を離れて即興に…真央ちゃんちょっと戸惑いながらいろんなことを試していて、また小曽根さんがそれをうまく引き出したり受け止めたりしていくんですよね。これは楽しい!!

で、顔芸で合図しながら、これで戻るよ~ってな合図を送ると、真央ちゃん「あーはいはい」って感じで安堵の顔(^^;;

もうサイコーです。

二人の自在なモーツァルトを聞いたあと、いい気分でめるちゃんに向かって、自分のモーツァルト(協奏曲23の3楽章)の練習にかかったけれど…これがなかなかねぇ…「思ってるんと違う」感じだけれども。まぁ、気持ちだけ楽しく。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本棚見積もりミーティング@zoom

2021年04月17日 | 生活
というわけで、本棚をオーダーするなら長くかかりそうだし、壁紙工事が済むのを待たずに早速相談をお願いしてみました。

     にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記へ ←自分の部屋を着々準備

このご時世なので、遠いショールームに行かなくてもzoomで打ち合わせできるんですね。楽ちん。まぁ見てみたい気持ちもあるけども。

事前に、まっさらの図面

と、部屋の四面の写真は送ってあったんだけど、

これであと全部言葉で説明しようとしたら難しいよね。

と思って、

(おとといの記事に貼ったやつ)

と、なんちゃって図面(日本のお家芸、Excelを方眼紙として使って罫線で線を引く)を急遽作成。
寸法は合ってません。テキトーです。

ドア側の壁


窓側の壁


zoomつながったら早速、「画面共有させてもらっていいですか~」から図を使って要望事項を伝えたら、まぁ確かに図がないよりはずっと話が早かったけども、結局見積もりするには寸法が必要で…つまり、およそ材料がどれだけいるのかってことですね。文庫を入れる棚にするなら棚板は何枚必要かとか。

もちろん、実際に作るとなったら、きちんと細かく測りに来てくれるんだけど。

cm単位の雑な測り方でいいので、そして図面は上記のような縮尺がいまいち合ってないやつでもいいので、長さをメモしておくとスムーズです。

今回はzoom打ち合わせなので、「あ、じゃちょっと測ってきます」とか「ここは石膏ボード壁、ここはコンクリです」とか追加で確認できるけれど、いきなりショールームに行った場合は用が足りないってことになってしまいますよね? そう考えると初回はzoomのほうがかえってやりやすいかもしれないですね。

写真を見て、「この、ピクチャーレールのようなのはどうなりますか…」と聞かれたとき(本棚を設置するには邪魔になりそう)、私が
「あ、それはさっき『ばきっ』とやったら取れたので捨てちゃいました。だから大丈夫です」といったらなんかめっちゃうけて
「バキッ(爆笑)…っっすみません」えっそんなウケます? いらないものだから捨てられないかなって試しますよね~

そう、今日はクローゼットの枠(折り戸がついていたもの)も大汗かいて取り外したんです。折り戸はずっと前に捨てたんだけど、折り戸の枠というかレール部分はついたままになってて、でもよく見たらクロス張り替えの邪魔になるし、ほこり溜まってるし、外しました。ネジが固くてけっこうたいへんだった。

壁につけてあったフックとか、細かいものも含めて撤去ができたので、もう万全の態勢ですよ!!

だいたいの話が済むと、お兄さんが手描き(+定規)でさっさっさ~とラフ図面(20分の1)を描いてくれて、確認。それでいったんzoomを切って、(一面分の)見積もりしてからまたzoom。それで今後の進行などの説明がありました。

問題はお値段ですね。フルオーダーだからけっこうしますよ…

あと、この話が順調に進んでも、完成までけっこうかかるんで使えるのはかなり先です。全体の見積もりもらってOKとなったら現地来てもらって寸法測って持ち帰り詳細の設計、仕様の確認に一度はショールームに行ってそれから製作開始。待ち遠しい~

----- 今日の録音:
ショパン/舟歌
週イチくらいで録音確認しよう。音はわりと思い出してきた感じ

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの図書館で絵本「ファウスト」

2021年04月16日 | ピアノ
最近はずっと、図書館に行ってなかった。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←「糸を紡ぐグレートヒェン」もここから来たのか…

行くと借りるでしょ、借りると返さなきゃいけないでしょ、返しに行くでしょ、そして借りちゃうよね。この無限ループ。いったん行き始めると定期的に行かなきゃいけないトラップ(というわけでもないんだけど)

それが今日は、娘が課題をやるのに必要な本があるとかで一緒に図書館まで行った。予め検索したところ、市の図書館に行っても見たい本の一部しかないそうなので「大学の図書館行けば?」といったけど面倒なんだって(^^;; コロナ禍の大学生って…

私はつい、今頭の中にある「棚」のことを考えていて収納の本を、そしてなぜかまったく脈絡なく唐突に目に入った
絵本「ファウスト」

を借りて帰った。

(借りて帰ったのは右の二冊で、左の「あのひとが来て」はそういえば同じ人の絵の本がうちにあったなと思って出してきたもの。)

そういや「ファウスト」のストーリーとかほとんど知らなかったなと思って、リストの「ファウスト交響曲」を聞きながら絵本を読んでみた。

うーん…脈絡があるようなないような、やっぱりないような話だけど、ファウストって、「いい年(何歳?)」になるまで研究に没頭してて、ほかの人生の楽しみを味わってこなかったけど、悪魔との取引で若返って、いろいろ(恋愛とか)できちゃって、まぁ最後は禁止ワード言っちゃって悪魔に魂とられたけども…なんか、悪くない話のような(絵本だけ読んだ感想です)。

ともかく、グロいところもある話だけど、山本容子さんの絵がなんかふわっとしてて、色使いも優しい雰囲気で、なのによく見ていくと怖かったり、ちょっとおかしかったり、なにしろ「絵本」だから言葉は短いけど、音楽聞きながらじっくり見ていくと楽しい。

リストさんは「メフィスト・ワルツ第一番」(ピアノ好きにとってはこっちのほうだけ馴染みがあったり)も作っているけどこちらは別の詩(ニコラウス・レーナウ)がもとだとか(ウィキペ見た)。

それにしてもいろんな作曲家がこれで曲を作ってますね。魅力的な題材なのね。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする