あられの日記

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長命寺の桜もち

2013年05月01日 05時57分42秒 | おいしい&スイーツ
長命寺の桜もちって聞いた事あるよね?
つーか、聞いた事あるの前提で記事を書きますね。
以前、関東と関西の桜餅の違いを記事にしました。
桜餅、東西の違い(2010年3月22日)の記事
見た目全く別の和菓子だよね~。これが同じ桜餅ってどうしてなの???

今年の3月23日に、浅草界隈&北区桜散歩をしました。特別拝観出来た浅草寺の修行場、伝法院へ行くのがメインの目的だったのですが。浅草伝法院のしだれ桜(2013年3月26日)の記事
拝観開始時間が10時からだったのです。それって、時間がもったいないでしょ?と。伝法院到着時刻を9時50分に設定して、その前に隅田公園界隈を散策しました。隅田川東川の隅田公園を北上。次の目的地は三囲神社。そこで三越のライオン像を見物して。変わった形の鳥居を見て。石碑群を駆け足で見学して。更に北上。
長命寺に到着。

あれ?長命寺ってすんごく聞き覚えが??
しかも「時代劇」方面で??
でも。こんなに小さなお寺だったの??
つーか、これお寺?殆ど幼稚園なんだが?しかも本堂って近代的なのが一つポッキリ??
疑いつつ境内を巡る。

なんかあった。
手水鉢?じゃないよね??
って事で困った時はいつものWIKI!。
「平安時代円仁の開山のより創建されたともあるが創建年代は不詳。
慶長年間(1596-1615)に創建されたとも。
徳川家光の命により「長命寺」と改めた。家光が放鷹の途中で、軽い病気になってここで休憩したので、僧孝海が加持のうえ境内の般若水で薬をすすめると、効験があって治癒した。家光は喜んでその井戸水を長命水と名付けて家光の画像を付して毎年供養料を給したという。」
だそうで。
やっぱ、手水鉢じゃなかったのね~。しかも徳川3代将軍ゆかりときたものだ。や。江戸の歴史が残ってるから小さなポイントもあなどれん。

長命寺さんからもスカイツリーが見えます。
手前の石碑は長命寺さんの境内ですが、画像奥右に写っているのは隣接する別の寺です。風情ある山門と本殿のお寺でそのうち記事にするとして。今日は長命寺の桜餅です。
石碑の脇に、隅田川へ抜ける細道があるので言ってみたら、人影が??
あれ??
もしやここが有名な長命寺の桜もち?
列に並んでみた。まだ朝の9時半です。なのに店の前に行列があるならば…。
そう!
ここが長命寺の桜もちのお店でした。いそいそと並んで2個購入。
2個だけかいっ!?というツッコミなナシの方向で。ただ今、夫婦でダイエット中なのです。ダイエットにはお散歩!が私のポリシー。ダイエットしてることを忘れて楽しく散歩して何が悪い!と開き直らせていただきます。って事で、会社の健康診断でダイエット命令が出たダンナも巻き込んでのお散歩三昧です。つーか、ダンナのみ冬から春にかけてのお散歩ダイエットで5キロ減量に成功したのが納得出来ん。なぜに私の体重は減らないのだ??
や。長命寺の桜もちです。
トップ画像は実は帰宅して翌日の画像ですので、パフォーマンスはもちっとマシだと思う。
実はですね。長命寺の桜もちをいただこうと箱を明けたら、見た目桜の葉っぱしか見えなかったのですよ。
んで、2枚桜の葉っぱを剥いてから撮影しました。
1枚葉っぱを剥いたビジュアルはこんなです。

どゆこと??と。混乱する方々に説明いたします。
つまりですね。長命寺の桜もちには、1個あたり桜の葉っぱを3枚使用してるのです。3枚の塩漬けにした桜の葉っぱを使って、餅をくるんであるのです。しかもこの葉っぱがでかい。

葉っぱを並べてみた。
比較に15センチの定規をおいてみた。(あ。定規に1円玉を貼付けてあるのは、墨でペン入れする時に墨が紙につかない為の工夫なの。我が家の定規に1円玉貼付けは日常です)
15センチ超えの葉っぱを3枚使って桜餅をくるんだら、餅は見えません。
WIKIによりますと「桜餅とは:桜にちなむ和菓子。桜の葉を用いた菓子で、桜の葉で包み、餅に小豆の餡種を入れたものが主で、今日では主に長命寺と道明寺が知られる。」とあります。
ん?
長命寺=桜餅ってことか??
wikiには桜餅は各地ごとに違う菓子であって、異なった菓風が現れた。とあります。
関東地方を中心に、東北地方の太平洋側や山陰地方の一部では長命寺が伝わり、近畿地方を中心に西日本・北陸・東北の日本海側、北海道では道明寺が伝わった。京都では、道明寺を桜餅と呼び、長命寺は長命寺餅と呼ぶ。とあります。
これで見た目の違いはまあ納得しよう。
「長命寺は
●餅の生地は皮を焼いたもの。
●餡は主にこしあん。
●葉は1枚から3枚ほどを用いている。
●葉で中味を覆っているか、餅皮の外側に葉がついている。
●皮の折り方は主として二つ折りで、他に円筒型、袱紗折りがある。
小麦粉を水で延べて熱して固めた生地をつくり、餡だねを挟んだ生地に桜の葉を被う構成。」
あれ?って事は、長命寺の桜もちって餅じゃないじゃん。クレープじゃん。
ともあれ、画像の長命寺の桜もちが、桜餅の発祥であるらしい。
歴史もWIKIには載っている。
「初代山本新六が隅田川の土手の桜の葉を使って桜餅を考案した。享保2年(1717)、江戸向島の長命寺の門前で売り出したところ、付近の墨田堤に将軍吉宗の台命による桜が植えられた花見客でにぎわい、おかげで繁盛した。」
とあります。
へえ~。
ちなみに道明寺は道明寺粉で作ったもちでくるんでいます。
道明寺粉とは、水に浸し蒸したもち米を干して粗めに引いた食品。煎り種や乾飯の一種とあります。つまり原料がもち米なので、桜「もち」を名乗ってもいいんじゃないかと?あ。おはぎも道明寺を使う所もあるらしい。

購入した長命寺の桜餅。箱の裏には「生菓子 原材料名:砂糖、小豆、小麦粉、桜葉 株式会社やまもと」とありました。由緒正しくやまもと屋さんで今も売られているのですね。それを将軍吉宗が植えた桜で有名な隅田公園でいただいとけば、歴史ファン的にも楽しめたのに~。翌日自宅で食べた私は邪道です。
ちなみに箱裏のシールには「賞味期限 13年3月23日 本日中にお召し上がり下さい」とちゃんと書いてあります。
や。長命寺の桜もちを購入した時点ではそのつもりだったのだよ。しかし、ついいつものノリで焼きたてのジャンポめろんパンを購入してしまったのだ。そりゃあアツアツを先にいただくってものよ。って事で、西側の隅田公園でスカイツリーを眺めながらめろんパンにパクついてしまった私です。
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今、5月3日&5日のイベント用の漫画を描いていて、これが花粉症漫画なんだけれどもね。

んで今年の2月末あたり、つまり杉花粉飛散が始まった時期まで遡ったのです。
ふと今年って、3月1日から今日の5月1日までほとんど気温の上下がないんじゃないの??って思いましたよ。どう思う~?
確かに3月に入った途端に気温が上昇し、あれもこれも咲いたんだけど。服も軽くなったんだけど。それって今日もだ。未だにヒートテック着てるっておかしくないか?そろそろクールビスの出番じゃないのか??と。
…早回しの春でしたが、ようやく速度が鈍ってきたのかな~?
コメント
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