あられの日記

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小原宿本陣

2016年01月03日 05時25分10秒 | レトロ建築
甲州街道の宿場町、小原宿。大名や幕府の用心が宿泊するための建物本陣が、今も現存しています。
見学:無料。休館日:月曜日

旧小原宿を散策し、路地から出たら正面に本陣が見えた。
素敵でしょ?

早速古建築を眺める。幕に描かれた家紋は、本陣の清水家のもの。清水家は元々後北条家の家臣でした。
こちらは式台のある玄関ですが、見学はお勝手から入る。受付に見学者記入をしていると、おじさん登場。ラッキーにも説明して下さった。
残念な事に訪問したのは2015年11月13日。すぐに記事にしとけばよかったと山盛り後悔です。
ええ。せっかく解説してもらったのに、ほとんど忘れてしまいました。若い頃ならともかくオバさんの記憶力は全くアテにならない。穴だらけの記憶を浚いつつ書きます。

まずお勝手口を抜けると、目の前にドーンと大きな急階段が出迎えてくれる。見学コースもまずは2階へ。との事なので上がってみた。なんつーの?とりあえず暗い!かつて、照明がなかった頃はこうだったんだろうね。2階はまるごと蚕を飼っていたようです。縁を巡るように昔の道具が並んでました。いくつか撮影しましたが、実際暗過ぎて現場では何が何だかよく分かりませんでした。
たぶん蚕の繭から糸をつむぐ器具
江戸時代の籠。甲州街道は山がちなので時代劇に出て来る籠と形が違います。使用するには身分で厳格な取り決めがあったようです。

1階に降りてきました。左奥が大名や幕府の用心が使う玄関口。その奥が下の画像の部屋です。

控えの間の外に畳敷きの通路があります。

大名が使ったのは下の画像の襖の向こう側。床の間のある部屋です。

床の間のある部屋には今ではもう作れる人がほとんど残ってない指物細工の窓。よく見ると上部は清水家の家紋の井桁紋ですね。
そして便所。
更に風呂。本陣の建物は解説して下さったおじさんが確か昭和の後半まで清水家が実際に住んでいたとおっしゃってました。だからお風呂は大名が使ってたものからモデルチェンジしてる模様。
台所です。
あちこちで民家園を見学していますが、小原宿本陣は結構生活道具をたくさん展示してあります。分かる範囲で解説します。
ご飯のおひつと保温具。
豆とか雑穀の保管する入れ物。


いろり。私史上見学した古民家の屋内にあった囲炉裏の中で最大サイズ。

たぶん囲炉裏の薪。奥に蒸篭が見える。餅米をふかすのに田舎の義母が同じのを使ってたのを見たことあります。
こういうのも私が保育園児だった頃、オバちゃんが使ってた。昔のストーブみたいなの。でもさ、下にある格子が分からない。たぶん掘りごたつの古いタイプのものかと?違うかもしれない。
随分画像の数が増えてしまったので記事を分けます。続きは明日。
コメント
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