あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

海老名市・総持院

2016年01月14日 05時08分57秒 | 神社・仏閣
1月10日、遅い初詣へ寒川神社さんへ出かけました。あまりの人出に驚いたものの、参拝は人の流れに沿って進んでたら無事に終わりました。当初計画ではJR相模線で東海道線の二宮駅。吾妻山に登って満開の菜の花を、富士山を背景に~という計画でした。でもまだ年末年始の疲れが残るからだで、吾妻山登りは不安があり…。や。正月からゲロ吐きたくないもので。日々飲んでるお薬の作用とはいえ、ゲロは自分ダメージが大きいのよ。でもまっすぐ帰宅するのはもったいない。って事で、厚木駅で下車。駅前の大きめの道を北上します。

う~む??
始めて行く場所ならば、地図を見る時に道の番号を頼りに探す事もあるのですが…。
この道路の番号ってどれが正しいの??
県道の番号が40・46・51と3つもあるんだけど?
以前、八王子の甲州街道のイチョウ並木を見物に出かけた時、所在が分からなくて検索したらば「20号線」と出てそれを頼りに検索したんだよね。まあ、20号線はいわゆる甲州街道だったんですが。
さて、散歩の目的地は『アド街ック天国」の海老名の回で、山田五郎さんが古い神社さんですと紹介していた有鹿神社さんです。地図を見たらすんごく分かり易かったので、覚えて歩いてます。まずは上の画像の車番が3つある道を北へ突き当たり。(実は突き当たりではなく、90度右折れのカーブでした)。そこを左。左の角が文教堂。左折した所からすぐ見える北への細い路を北上し、突き当たりが有鹿神社さんです。目的地の有鹿神社さんの鳥居が路地の奥に既に見えます。
ダンナ:「ン?」道に面して左手にお寺さんがある。
私:「何々~?」
ダンナ:「いや、海老名の七福神めぐりをした事があるんだけど、このお寺へ来た事がある気がする…」というので初訪問の私はよって見た。
それが総持院さんです。あ。説明の石碑発見:
高野山真言宗 正式名称:海老山満蔵寺 総持院
開祖:弘法大師(空海) 本尊:虚空蔵菩薩 開山:弘吽大徳 創建年:天平勝寶6年(皇紀1414年・西暦754年) 開基:藤原廣政
第46代孝謙天皇の御字(奈良時代)海老名の郷司、藤原廣政が霊夢により建立した寺で、周囲に濠を巡らせ12の坊舎が甍を並べていた。そのため近年までこの地の小字を「坊中」と称した。
元弘の乱(鎌倉末期)の新田義貞の兵により坊舎ことごとく焼失し、足利持氏がこの地を本陣とした。
永享の乱(室町時代)に再び太兵火の及ぶところとなるが、天正年間(安土桃山時代)に慶雄大徳により9間四面の大本堂や6間四面の大庫裡などが復興され、小田原北条長氏・氏康らの外護の下に発展し、北条氏滅亡の後に関東に入国した徳川家康からが特に他の有力大寺院に先駆けて寺領寄進の朱印状とその後の厚い庇護を受ける。
江戸時代に「不入」「葵の紋所」を許され、高座・愛甲・大住の3郡に末寺19ケ寺を持つ中本寺(中本山)となり、法談所・古義真言宗関東檀林本寺として隆盛を極め、神仏分離(明治元年)までは有鹿神社の別当寺も務める。
明治初年の廃仏希釈の嵐の中で多くの貴重な寺宝も失われ、威容を誇った大本堂や大庫裡などの建物も関東大震災にて現山門を残して全て倒壊したが、順次復興して今日に至る。 平成26年正月」
へえ~へえ~へえ~~。
これはあれだな。お寺の所在地が重要だったんだね。
ここは相模川と中津川、小鮎川の3つの川が合流する東の場所にある。つまり交通の要所であり、戦略の要所でもあったのですね。確か今の地名にも河原口と残ってたハズだし。江戸までは軍略の関係上東海道の川に橋をかけるのを禁止していたので、西から攻めてくる兵が相模川を超える場所として3つの川が合流する場所。なおかつ東側に所在するならば、本陣としても軍略の場所としても重要だったので、時の権力者が保護したのですね。だってビッグネームばかりだもの~~。
でも徳川の加護を受けて江戸時代に大寺院だったばかりに、明治に入り廃仏毀釈の嵐をモロにかぶってしまった!と。
そして相模川の河原口ということは、地盤が緩かったので、関東大震災の揺れにはさすがの揺れに強い日本古来の建築も耐えられなかった模様。うわ~~、日本の歴史が凝縮してるのね。1カ所でこれだけ分かり易い歴史のある場所ってなかなか珍しいんじゃないかな~?
でもさ。なぜに寺の縁起を石碑に彫るかな?確かに石に刻んだら長く未来に残るけどね。読みづらいわ!!あちこちで説明板を読むのが殆ど趣味な私的にここの説明板の評価は低いよ。だって御影石は反射して読みにくい上に、石だから地面に近い場所に文章が書いてありまして、地べたに座らないとまず読めません。読ませる気があるんか!!

でもお寺に来たらまずはお詣りです。
あ!さすが~~。徳川の葵の紋所ですね。

本堂の傍らに弘法大師の立像もあります。

境内の鉢は、夏には蓮の花が参拝者を出迎えてくれる模様です。

これは…。何て桜かな?1月にもう咲いてるのですが。順当にいくと冬桜か十月桜。でも今年の冬は暖かいからな~。分かりませんね。

鉄の燈籠には、女性の模様があります。これは何かな?観音様?
さて、すぐそこが有鹿神社さんです。普通神社仏閣はお正月にドレスアップして一年で一番見栄えがよくなるので、神社仏閣巡りはこの時期が楽しいのですがね。不吉なのは、殆ど人影がないことですわ。いや、人で溢れていた寒川神社さんは現在の相模の国の一の宮ですから、比べるのも間違ってるのやもしれんけどさ~。

コメント
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