あられの日記

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スイカ物語

2023年08月02日 15時48分10秒 | リアル農業育成ゲーム
2021.8下旬に神奈川県より香川に戻って来ました。近所に挨拶まわりをした折に「スイカ」の話題がやたら出たのです。
なせかしら〜?と思えば、2021年4月に亡くなった義父がスイカが大好きで、毎年育てては近所に配ってたんだって。「作るの?」と。去年2022年にも聞かれたのですが、ダンナがスイカが食べられない。つまりですね。スイカを作っても食べるのは私だけ。それってどうよ?と思い、去年はスイカを作らなかった。

ある日のこと、義父が残した野菜の種の中に、やたら大事に保管してるプラスチックケースを発見。何だろう?と開けてみたらスイカの種でした。
最短でも3年前の種です。今更植えても芽が出るのだろうか?心配しつつも恐る恐る植えちゃった4月。
プラポットに2粒づつ。計6つのポットが出来上がり。以後、普通に水やりをしてたらばまさか!の6つのプラポットに12個の芽が出ちゃった!
マジか〜!スイカが育つのならば、植える場所を用意せねばならぬ!
もう大慌てです。だって3年前の自分で食べたスイカの種ですよ?発芽するなんて!と半信半疑で植えたもので。
幸いスイカの苗は本葉が4〜5枚になるまでポットで育てます。種まき後約一月の猶予ができました。
そんなこんなで大急ぎで畝を作る。スイカは苗の周囲、40センチ四方と深さ約30センチの穴を作り、その中に多量の肥料を入れ、ちょっとだけ高さ10センチほどの台を作ります。これを蔵付きと言って、穴の中央に苗を一株植えます。
その後は放置。花が咲いたら人工授粉するのが普通だとか。けどうちの近所にミツバチを育ててるおじさんがいるので、交配はミツバチ任せにしました。
6月半ば、小さなスイカの実を見つける。ミツバチくんがやってくれた模様。
上のカゴに下にスイカの実があります。カゴを被せてるのはカラス避け。茎を守るために太い竹を噛ませる。上に石を置く。やりすぎくらいの対策でも田舎のカラスは侮れない。去年は夫婦の2羽しかいなかったけど。今年は子供らが加わり襲撃は5羽で来る。(うち1羽は見張り担当です)更にタチが悪くなってしまった。
スイカの成長期の水やりは梅雨まかせ。
日々、スイカの実は大きくなって行くのですが、ここで困ったことが。
このスイカは大玉?中玉?小玉??
義父が残したスイカの種のケースにはスイカの種としか書いてない。
う〜ん?
毎年義父がお裾分けをしてた近所に聞きに行ったら、「あんたのお義父さんはいつも大玉を作ってたよ」と。
ということは、大玉だから受粉後で45〜50日で収穫ということに?
それからが大変。
スイカの食べごろってどう見分けるの??
教えてYou Tobe先生!ってなことで。
スイカの食べごろの見分け方
その1。スイカの実のついてるツルのところにあるヒゲが枯れたら食べごろ。
その2。スイカの実がツルについてる部分が凸凹したら食べごろ。
その3。スイカの実の尻が柔らかくなったら食べごろ。
わ、わからない〜。毎日触ってもわからん。
ちなみに、お尻が柔らかくなったらというのは、スイカの皮の薄いやつに当てはまるけど、トップ画像のように白い部分が分厚いとお尻は柔らかくならないらしい。そして皮の薄い分厚いは、スイカの成長期の雨量(もしくは水やり)に左右されるらしい。これは近所のおじさんに教えてもらったミニ知識。
7月3日の様子。どうせわからないなら収穫しよう!
けどもういけるかどうかもわからんまま切るのはいかがなものか?と思った私は1個目をハサミで切り冷蔵庫に突っ込んでから従姉妹に電話した。
「ダンナがスイカが嫌いでさ。1個目を一人で切って真っ白だったら凹む。一緒に食べにきて」と。保険である。優しい従姉妹はすぐ来てくれた。

いざ!そ〜っと切ってみた。トップ画像です。
最初に右手の下の部分、ヘタを切って真っ白だった時、私の頭の中も真っ白になった。
ともかく!2つに切った。はじかない。熟れてるのだろうか?
いや、これは完熟してて中身が落ちてるので弾かなかったのだ。
素人判断でお皿とスプーンを用意。どうせならば、いっぱい食べようではないか!
大胆にも半分に切ったやつを更に半分に切ってお皿に乗せる。つまりスイカの4分の1個分を私と従姉妹で分けた。では、スプーンでひとすくい。
うまい!
あれっ??
ええっ!?
美味しんだけど〜!!
なんでやねんっ!
自分で作っておきながらアホの子の感想になってしまう。でもさ〜??
スイカってこんなに簡単に出来るものなの????
スイカの栽培難易度は星5つの最高ランクなんですけど〜?
ってなことで、1個目は7月12日に自分と従姉妹で食べた。残り半分はおじさんにも食べて欲しいので、従姉妹に持って帰ってもらう。
2個目は毎年義父がお裾分けしてた東隣へ。
3個目は毎年義父がお裾分けしてた西隣へ。
4個目はとても小さめだったので、仏壇へ。盆行でお坊さんが読経しに来るのです。

中央のちっさい奴。
のちに切って気づいた。赤くなかった。このスイカはまだ収穫には早すぎた。
5個目は実家へ。
6個目は義母の里へ。
7個目も実家へ。実家はあられ屋なので、従業員もいるし2個ぐらいいるでしょう?と。
8個目は義母の妹が7月26日に義母に会いに高松から来る。義兄も一緒に面会に来たついでに我が家に寄ると言うのでお茶請けに。というかおやつで出す気満々だったのですが、実は第一シーズンのスイカは7個で全部でした。8個目が取れると思ってツルが枯れるのを待ってたけど、実は実は第2シーズンだった模様で、まだ食べ頃になっていない。もう少し、ってか第二シーズンならお盆ごろにツルが枯れると思う。
一応お裾分けした方々へ「初めてスイカを作ったので食べごろ前だったらごめんなさい。食べごろ過ぎてたらごめんなさい」と宣言して配りました。幸い皆さん「美味しかった」「甘かった」と好評だったので安心しました。
そして今の不安は、日照りです。7月に入ってからほとんど降らない。ってか体温より高い日々が続くのだ。雨がなかったら大きくならないじゃん!困る〜。と、朝夕に畑で水やりに明け暮れてるのですよ。さ〜て?無事に大きくなってくれるかしら?不安だ〜。

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2 コメント

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Unknown (shoko)
2023-08-02 19:20:05
あられちゃん、
相模原を離れてからもう、2年もたつのですね。
今日のお話はとてもよかった、面白かったです。
色々勉強されていて頭が下がります。
又、お話を聞かせてください。
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谷戸山公園 (あられ)
2023-08-03 10:23:33
shokoさま、いらっしゃいませ。
shokoさんのブログに紹介されてたキツネノカミソリは私も好きです。
相模原市在住時には座間市の谷戸山公園にキツネノカミソリを見に行ってました。
場所はわきみずの谷です。谷戸山公園は起伏があるので散策は大変ですが、水辺の植物が多々観察できるのでオススメです。
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