アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

南の川から(気まぐれダイアリー)7月10日

2024-07-10 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、曇り。

「今朝はちょっとラクやねぇ」「そろそろ雨が降ってほしいっすねぇ」

厚ぼったい灰色の雲に閉ざされた空のした、

そんなアイサツを、沈下橋のうえで、朝の散歩中のおばちゃんとかわしました。

 

足元の川は、このところ続いた猛暑にやせて、ながれが(より)遅くなってます。

水の透明度が、いまいちよくないのがザンネンですが、

ゴブゴブ、ザァザァ。鳥の歌にまじって聞こえてくる、小さな瀬音がココロを涼やかにしてくれます。

 

天気予報をみると、明日いこうもしばらくは、傘マークが続いてます。

どうやら、このところ続いたひどい暑さも、よーやくひとだんらくのようです。ほっ。

そうだ、まだ、梅雨は明けてないのだった・・・。

 

  最高気温30、3度。午後は、曇り一時雨。

「うーん、まだ持つかな?」

ジョギングシューズをはいた僕は、路上から空をみあげて思いました。

どよんとした鉛色の雲が、つぎつぎにながれこむ低い空は、いまにもなきだしそうです。

エイヤ!と走りだし(といってもノロノロと)、田畑をぬけ、大橋をわたり、岸辺の細道へ。

細道では、2羽のコジュケイ、野ネズミ、

かんたろう(シーボルトミミズ)、クチメ(マムシ)イタチの姿をみるコトができました。

人よりも生き物との出会いのほうがおおい、過疎の川のほとりの暮らしです。

*庭先にツガニが!ある秋の日に。

 

沈下橋で折りかえす、とポツポツと雨が。おっ、持たなかったか・・・。

すかさず雨は、ザァザァと本降りに。たっぷりと汗をかいたカラダに、7月の雨がなんとも気持E!

いやっふう!思わず声があがったのでした。

 

しかし、気持ちよかったのは、最初だけ。

家まであと30分。ずぶ濡れのカラダは、ズンズンと冷えてゆき、そして僕は、梅雨の雨にフルエル。

過ぎたるは猶及ばざるが如し、ですね(使いかたあってない?)。

 

そしてそれは、夏の雨天時にカヌーを漕ぐときにもおなじコトがいえます。

「半日ていどなら、Tシャツ姿でズブ濡れて漕いでも、へっちゃらだろう」

真夏の雨はあたたかく、気温も川の水温もたかいので、そう思っている方もいるかと思います。

でも、それは大きなマチガイです。若い体力自慢のヤングマンでも、

30分も濡れネズミで漕げば、寒さにブルブルとふるえるように。さらに冷えれば低体温症になるコトも。

(まぁ、沈してしまえば、レインウェアを着てても、ズブ濡れちゃいますが。それでも)。

 

海、山、川、自然のフィールドで遊ぶときは、レインウェアは必携です。

晴れていても、天候の急変にそなえて、ザックなかには、つねにレインウェアをいれておきましょうね。

 

「雨の日は外にでて、雨に顔を打たせながら、海から空、

そして地上へと姿をかえていく、ひとしずくの水の長い旅路に思いをめぐらせることもできるでしょう」R・カーソン

夏は、野外で雨を感じるのによいシーズン。

雨の日のカヌーは (晴天時とはまたちがう)新しい視点を僕らにあたえてくれます。



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