最高気温24、3度(最低気温15、0度)。
四万十は、ひねもす快晴。
ぬけるような青空のした、うららかな陽に照る木々の黄葉が、白銀の穂が、秋風にゆれてます。
聞えてくるのは、木々のざわめき、鳥の声。ふぁぁ・・・なんとものどかな秋の月曜日です。
空気が澄む秋は、星を見るに良い季節ですね。
明日11月12日は、おうし座北流星群が極大に。
以下は、いつかの秋に書いた記事を、少し手直しして再掲です。
「流れ星を見つけるコツは、星空の一点を集中して見ずに、夜空全体をぼんやりとながめるコトさ」
いつ、どこで、誰から聞いたのだっけ?と思いながら、
星空のした、庭に広げたコットのうえで、僕はシュラフにくるまっていた。
長い旅でコテンパンに使いこんで、くたくたになった冬用の羽毛のシュラフ。
でも、秋の夜くらいの寒さなら、このシュラフでまだあたたかく眠れます。
かたわらにはのテーブルには・ヘッドライト・星座早見盤・双眼鏡・ウイスキー・チーズ。
三日月は、ぐるりと夜空を低く縁どる山のむこうに沈みました。
冷たく澄んだ秋の夜空に、かがやく無数の星たち。
四万十は、もっとも星が美しいシーズンをむかえました。
四万十は、ときどき「陸の孤島」と揶揄されます。
都市からは遠く、山深く、たいした産業もなく、人が少ないから。
でもそのようなところなので、山、川、海の豊かな自然が残っているのです。
空気もきれいで、真夏でもたくさんの星、流星、天の川が見られます。
空気が澄む冬は、夜空高く吹きぬける凍てついた季節風が、星の光をあざやかにゆらします。
そんな、星が美しい夜に「星の下で眠る」のはなかなかオツなもの。
山に囲まれた川べで、星空をながめるのなら、ひろびろとした川原がおススメです。
秋の宵の夜気が肌寒い、ごろた石の川原で火を起こす。
焚き火にあたりながら、ウイスキーを舐め、星空をながめる。
そして、コットにひろげた寝袋にもぐりこみ、いつの間にか眠ってしまう。星を見ながら。
これはさながら、三ツ星キャンプならぬ「夜空の宝石箱キャンプ」です。
ただ、このキャンプ場では、気をつけないと、爆ぜた火の粉で寝袋に穴が開くし、夜露に濡れてしまいますが。
焚き火のそばで過ごすときは、穴が開いても惜しくないウェア&シュラフで。
これまでに僕は、何度も流れ星を見ていますが、
願いごとを3回も言えるほど長く流れた星は、一度も見たことがありません。
あなたはありますか?願いごとが長すぎるのかな・・・。