アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

風薫る五月の川

2008-05-02 | アークツアー 初夏

最高気温23度。

 四万十川は、10日程まとまった雨が降ってません。

川の水は日に日に減り、その流れは痩せてきています。

水量が減り、水の透明度がよくなったのはいいけど、浅瀬が増え

喫水が浅いカヤックでさえ、船底を岩でガリガリとこすってしまいます。ふーむ・・・。

 

 今の(平水時)川の流れは、川を取り巻く、

川原、岸、山をふくめた谷(川全体)の風景から見ると、とてもに貧弱に見えます。

昔は、今よりも川の水位が高かった。

そのコトは、春~初夏にかけて川岸に咲く、キシツツジやトサシモツケが教えてくれます。

これらの植物は、通常水面から1メートル以内が生育環境(増水すると浸水する位置)。

しかし、水量が少なくなった近年、これらの植物は水面から遠い高い場所に生育しています。

 

 なぜそうなったのかというと。

・四万十川本流上流にあるダム・大きな支流のダム・周囲の山々や支流の乱開発など。

そのような要因で、山の保水力が落ち、川の水量が減った。また少しの雨で水が濁ってしまうように。

まだ頼りなく豊かな川は、年々少しずつ弱ってきてるように感じます。

 

 さてさて、明日から連休も本番ですね。

四万十川沿いの狭い国道(酷道?)441号も車が増え、混んできます。

特に江川崎~口屋内間は道狭く、地図で見るよりも時間がかかります。

運転には気をつけて!良い旅を!


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