あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

トリニダード始動

2002年01月18日 | ボクシング
USAトゥデー紙よりドン・キング氏のコメントによると、
5月11日いよいよトリニダードの再起戦が予定されているらしい。
場所は不明。

ホプキンス戦の惨敗でパウンド・フォー・パウンド評価もガタ落ち、
「ただ攻めるだけのワンディメンション・ファイター」とまで
言われたティト。

まるでゴメスに翻弄された挙句に痛烈KOを喫したサラテの如く、
報われぬ前進を繰り返したティト。

飽くなき手数を繰り出し続けたサラテ。リードを省略し、強打する前に
顔面を突き出すという悪癖を身につけたティト。
同一には語れないが、それまでの無敵神話がたった一夜で崩壊した
事実は同様だ。

バンタムに戻ったサラテは、格下挑戦者を圧倒的KOに屠りながら
緩やかに停滞、ピントール戦で落城した。

さて、ティトは?
筋肉が付き易いとは思えない体質、激戦による消耗、階級の壁。
・・・不安を突き破り再びプエルトリコの星として輝くのか!?

クラッシャー三浦トレーナー、エディ賞受賞

2002年01月18日 | ボクシング
トレーナー評ってのは難しく、年間表彰のような物でも
「これって単に素質ある選手に恵まれただけじゃないの?」って
受賞も少なくはない。

でもセレス小林をここまで育て上げ、国際ジムを活況に導いた
三浦氏には、育成の手腕を疑う人はいないでしょう。

「セレスのセンスは見え辛いだけで実は結構なモノじゃないの?」
って意見はこの際おいといて。

選手としては好きではありませんなんだよ、三浦さん。
「練習してるのか、この選手は!?」ってタイプだった。

`87年なんて年間4試合全KOで、A級トーナメント優勝するなど
絶頂の時もあったのだが。

田中小兵太との日本王座決定戦、スタミナ不足を露呈して惨敗した
姿には怒りさえ覚えたものです。

そう言や 小兵太戦は「勝った方が大きくパーセンテージの
上回るファイトマネーを受け取る」契約でしたなぁ。

開始前、レフェリーを挟んでの両会長のやりとり
小兵太の会長(高橋美徳氏のアマ時代からのライバル)の
川上林成氏が書類を広げ、「わかってるな?契約だから
いただくからな!」
美徳会長「うるさい、こんなところで広げるな!」
(あくまで想像)・・・は、印象に残っております。。

今で言えばK-1的と言うかWWF的と言うか、私は非常に面白かったです。

NUMBERだったかのインタビューでも「アイツ(林成)はアマの頃から
気に食わなかったんだ」みたいな事を語っていた美徳会長。

ゼヒ再び林成会長の愛弟子と国際ジムホープの宿命の対決(笑)を
実現させて頂きたいものです(いやマジで)。

・・・余談みたいな話をどんどん思い出してしまっているが(笑)。

三浦トレーナーの話です。
努力の人レパード玉熊に比べ、はっきり言って俗人でしょう。

でも指導者として、自分が当たり前に出来た努力が出来ない教え子を
玉熊氏は どう扱うか?

三浦氏は等身大の自分と照らし合わせてのアドバイスが出来るでしょう。
人情家らしいし。私なんぞが言うまでも無く、トレーナー共作という
セレスの左クロスを見れば、三浦氏の手腕は精神的サポートのみで
ない事は窺い知れる。

今回の受賞に異を唱える人は皆無でしょう。
おめでたい事だと思います。

玉熊氏も、自身の現役時代の実績におもねるタイプの指導ではないので、
独自の選手育成に成功される事と期待しています(新人王も育ったしね)。