あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

寄席初席へ②

2007年01月09日 | 生活
三笑亭笑三師匠。

なんでか好きなのよ。
基本的には、談志ファンのこの私だが。

もし「噺家になるのに誰かの弟子入りするなら?」と聞かれたら
「笑三師匠」と答えるだろう・・・って感じの好きさ。

優しそうってのもあるが。
なんか
佇まいが、もう「落語家さん」って感じで良いのよ。

「物知りの御爺ちゃんが、面白い話をしてくれる」
本来の落語家さんのイメージ、そのまんま。

白髪のオールバックで、痩せてて、それなりに枯れてるけど、お元気で、声にツヤと張りがあり良く通る。

まぁ、今回ひさびさにお声を聴いて
「声は桂米丸師匠にも似てるな」とも思ったが

風貌は、髪に白い物は増えられたものの
「親しみやすい故三遊亭円生師匠」てな雰囲気で。

古典をやられるワケでもないが、これでも神社仏閣ネタで笑わせてくれ。
「落語や舞台は生が一番ですよ」「要望あれば、こっちから寄って行くんだから」
・・・と
座布団から降りて、最前列のお客さんのまん前まで近寄って語り掛け

私のようなファンを喜ばせてくれた。
そのサービス精神に感激・・・。

初めて御姿を拝見した時、すでに御爺さんであったが。
今回みても殆んど御姿は変わっていらっしゃらない。

なんと、御年80歳!(落語家としては、故・林家三平師匠と同期)
本当にお元気で、声のツヤにも衰えが無い。

「新作派」とはいえ、やろうと思えば古典落語も充分コナせる方の筈。

大ネタは「円生・文楽ら往年の大師匠を知っているから(笑三師匠の真打口上を大師匠にやってもらったとか)・・・自分が演るのは、おこがましい、恥ずかしい」と、舞台で掛ける事はなさらないそうだが

もう、故人となって時間の経つ「円生・文楽」の大看板の落語を生で体験した者は数少ないだろうし
笑三師匠の声、滑舌、リズム、風貌なら、充分に聞かせて戴けるんじゃないか・・・と僭越ながら思う。

好きな師匠なんだから、もっと見に行かなきゃダメだな。

そう思った三が日過ぎでした。

――続く

寄席初席へ

2007年01月09日 | 生活
このままじゃ正月気分も無いや・・・てんで。

行ってきました「池袋演芸場」。
去年は「新宿末広亭」だったが、今年はメンバーを吟味して「芸協(落語芸術協会=新作系)」をチョイスしてみました。
上野鈴本は別の機会にするとして。浅草の木馬亭は遠いので、これまた今回はパス。

入場券を買ってから一旦外に出て、エレベーターホールに移動する奇妙な構造の池袋演芸場。
しかも地下2階にあるし。

チケットもぎって貰って脇の入り口を入ると、すぐ舞台脇。
途中で入ると演者さんと目が合って気まずい事この上ないのだが。
さすがに初席では衝立が しっかと立ててあった。

入ったらすでに、神田ひまわりさんが講談の一部を演じてられる最中。

まぁ、演者が多く持ち時間が短い初席は、じっくり演じるワケでは無いのだが。

その後、落語2席を経て
「東京ボーイズ」さん登場。
トリオでの歌謡漫談。新しい曲名を連呼して「誰が歌うんだよ!知らないよ!」と
リーダー(?)が突っ込むのが恒例のベテラン・グループ。
しっかり練られたネタで、安心して笑わせて貰い、続く桂歌春さん、「自称・落語界の深海魚」古今亭寿輔さんへと繋がる。

そして第二部の主任が
「三笑亭笑三」さん。私の目当ての師匠だ。

――続く