あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

思い出の名勝負「ボビー・チャコンvsダニー・ロペス」

2011年05月14日 | ボクシング
ロサンゼルス
1974年5月24日
フェザー級世界ランカー対決。

私がホープサバイバル戦を好む所となった原点たる試合。
後の世界Fe級王座同士が若き日に激突したフレッシュファイト。

ロペスは23連勝22KO、初ランクはバンタム級。
長身ゆえにかFe級へと進出。
チャコンは23勝21KO1敗
(オリバレスに9RKO負け。デビュー3年で この試合数は脅威的だ)。

イキの良い2人だが、ボクシングは既に ほぼ出来あがっている。
ロペスは後にM・アヤラを倒したツー・ワンを見せているし、
チャコンはボクシングのイロハを知っているかのような間合いの
上手さを披露。
強いてあげれば両者ヘッドハンター気味が未熟な点か?

最初の山場は第2R。ボクシングしあったら相手が上手と思ったか、
長身のロペスが相手をロープに詰めに出る。
得意の右がチャコンを捉えるが、チャコンも上体を振って防戦し一転
猛反撃!ロペスの顔が朱に染まる。

攻防の入れ替わりが激しく入れ替わる。

ボクシングには本当に性格が出ると思う。
生真面目に相手を追うロペス。打ち合い・出入り・上体を振って専守
・・・を要領よく使い分けるチョーシの良いチャコン
(右グラブを上下させ横からハタく右フックもあり)。
その後のリングキャリアを表すかのようだ。

ともにベストパンチは右ストレートだが、他のブローも多彩だ。
ただ、ギクシャクとアッパーを放つロペスに比べ、チャコンはスムーズ。
常に両グラブがリズミカルに動いている。この選手、意外と天才なのかも。

第6Rには、チャコンが左フックを連発。
ハタくようなパンチだが、当たると見るや連発するトコロは抜け目が無い。

ロペスが攻め、それを しのいだチャコンが反撃すると云った展開が続く。
食い方がマトモなだけロペスが分が悪い。

8R、やや小休止ながら終盤攻勢を見せるも的確さに欠くロペス。
心情的にはロペスを応援したいトコロだが。

熱戦の終焉は第9R、唐突にやってきた。
開始5秒ほど、両者が強振したワンツー!
チャコンの右が強烈なカウンターとなってヒットしたのだ!

棒立ちのロペスにチャコンがワンツーのつるべ打ち!
力なくロープに後退したロペスを連打するチャコン。
左右ボディから擦り上げるようなアッパーでロペス、ダウン!

かろうじて立ったロペスだが、攻め一辺倒の選手が窮地に陥ったら厳しい。
反撃のパンチは力が入らず、クリンチも出来ず、打たれっ放しで傷を押さえ
半身に。これまでと見たレフェリーが割って入りストップを掛けた!

大歓声に包まれたロスのアイドル対決は劇的なエンディングを迎えた。

勝ったチャコンは次戦でアルフレド・マルカノをKOして世界王座を
華々しく奪取。

敗れたロペスもスランプを迎えながら強豪達(チューチョ・カスティーヨ、
ラウル・クルス、ハフェイ、オリバレス、オグラディ)を次々とKOし、
デビッド・コテイを判定で破り 悲願の世界王座奪取なったのである。

その後の事は、またここで語る事もあるでしょう。