あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ロンドン五輪(ボクシング)

2012年08月07日 | ボクシング
【ボクシング男子バンタム級の清水 聡、44年ぶりのメダル確定】
メキシコ大会の森岡さん以来です。

清水選手は、準々決勝でアルジェリアの選手と対戦
第2ラウンドまでは僅かにリードを許したが、最終の第3ラウンドでは相手の反則もあって試合を優位に進め、17対15の判定で勝ち、準決勝進出を決めた。

ボクシングには3位決定戦がなく、準決勝の敗者2人が3位となるため、清水選手の銅メダル以上が確定。
清水選手の準決勝は10日に行わる予定。


【ボクシング男子ミドル級 村田諒太、メダル確定】
44年なかったメダルが数日で2個増えた。

ボクシング男子ミドル級の準々決勝の青コーナーに登場した村田選手。
第2ラウンドを終えた時点でリードされていたが、最終第3ラウンドで攻勢を掛けた。
ボディの効いた相手選手は動きも鈍り、村田の右ストレートや左右フックで追われる。
最後はホールディングが何度もあって反則が取られるか期待されたが、レフェリーは止めずに続行。

判定の結果、17 - 13で村田選手が勝利、メダルが決まった。
村田選手は「ここが僕のゴールじゃないです。金メダルがゴールだと思っているので、それまでしっかり頑張るだけです」とコメント。
決勝への期待が膨らんだ。

清水も村田も身体が力強い。パワフルなボクシングは海外上位選手と戦っても遜色ないでしょう。
ここまで来たら、頑張って良い色のメダルを手にして欲しい。

デイリースポーツ・芦沢清一記者、亡くなる

2012年08月07日 | ボクシング
先月末の話だが
デイリースポーツの芦沢清一記者が亡くなったというニュースを知った。

佐藤洋太が日本王者時代に防衛戦を生観戦して、後楽園ホールで芦沢さんのお姿を見かけたが、角刈りゴマ塩頭も すっかり白くなり、身体も痩せられてて「ずいぶんとオジイちゃんになられたなぁ」と思ったものだった。

73歳。急性肺炎だったそうだ。

ボクシング好きだったら、その名を知らない人はいないだろう。
ワールド・ボクシング誌「ボクシング時評」での健筆も忘れられない。

簡単に倒れる噛ませアジア選手の無気力さ、ライバル戦を避ける国内業界への批判など、ファン側に立った記事には何度も膝を叩かされたものだ。

酒豪としても知られ、古き良き「記者」の雰囲気を持った人だった。
飲んで会場入り、記者仲間と博打、ジム会長とマージャンしてスクープを貰う・・・そんなエピソードも懐かしい。

選手にも気さくに語り、やんちゃなボクサーを好んでいるようにも見えた。
父親というか先生というか年取ったアニキというか、そんな雰囲気もある人だった。

そんな人だから「あしやん」の愛称でデイリー以外の記者達からも慕われたそうな。
デイリーは1999年に定年退職されていたが、以後もデイリー本紙で執筆されていた。



今は亡き「毒入りオレンジ事件」の金平正紀前会長が存命中、芦沢氏は協栄ジムに出入り禁止だった。
鬼塚vsタノムサクの判定を「金平マジック」と書いて逆鱗に触れたのだ。

一貫して批判的な記事を書き、筆を緩めぬ気骨の人だった。
それでも金平前会長が亡くなったあとはワーボク系のサイトで「清濁併せ呑む大河のような人」と故金平氏を評し、その業績を称えている。

芦沢氏の懐深さも相当の物だったと感じ入ったものだ。

古き良き拳闘記者が この世を去ったことは実に寂しい。
芦沢清一記者の御冥福を心より御祈り致します。