あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ロンドン五輪(ボクシング)

2012年08月11日 | ボクシング
日本アマボクシングに44年ぶりのメダル!!!

感激しました。
失礼ながら、もう日本人のメダリストは見れないかも・・・と思っていたので。

~とりあえず本日までの結果日本人選手の試合。

【8/1 バンタム級】
○清水聡(日本)3R RSC マゴメド・アブドゥルハミドフ(アゼルバイジャン)
  ※17-22で敗退するも、後に裁定が訂正

【8/2 ミドル級】 
○村田諒太(日本)判定 アブデルマレク・ラフー(アルジェリア)

【8/3 ウェルター級】 
○セリク・サピエフ(カザフスタン)判定 鈴木康弘(日本)

【8/5 バンタム級】
○清水聡(日本)判定 モハメド・ウアダヒ(アルジェリア)

【8/6 ミドル級】 
○村田諒太(日本)判定 アデム・キリッチ(トルコ)


そして、いよいよ準決勝進出!結果は・・・



<ボクシング(現地時間10日)>
【男子ミドル級準決勝】

村田諒太(日本) 判定 アッボス・アトエフ(ウズベキスタン)

村田、日本選手として1964年東京五輪の桜井孝雄以来、48年ぶりに決勝に進出!!
銀メダル以上を確定!!

それ以前に世界選手権で銀メダル獲得の快挙もあったが、五輪で銀以上を獲得するのは、より快挙だ。
しかも、相手は09年世界王者のアトエフ(ウズベキスタン)!
村田の世界選手権がフロックではなかった証明だ!

入場時から五輪の重圧を感じさせない軽いステップで入場し、笑顔で観客席に手を挙げ「強心臓ぶり」を見せた。
悲願の決勝進出が懸かった試合、会場はライトアップされ、入場曲はストーンズの「スタート・ミー・アップ」だったが、村田の顔は上気もせず平然としていた。
(清水の時の入場曲はクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」でしたな)

第1ラウンドはガードを固めながら徐々に手を出すパターンで、1-4とリードを許した。
「初回から軽くてもバンバン手を出さないと手数の差で負けにされる」というイメージのあったアマボクシングだが、いやいや清水同様に村田のボクシングもパワフルだ。
しかも、これで勝ってるのだから、現在のアマボクシングはパワーボクシングになっているって事だろう。

右ストレートをボディから顔面へ打ち分け、左レバーも強烈、右はアッパー・フック・ストレートと多彩。
タイソン張りの右アッパー・右フックの繋ぎもあり、実に攻撃的な選手だ。

・・・とはいえ、初回はアトエフ。
第2Rはアトエフに疲れとボディへのダメージが目立つも、5-8で劣勢のまま。
しかし村田からすると作戦通りだったんだろう。
相手が失速した第3Rは一気に攻め、ダメージと疲れでアトエフは堪らずホールディング。
村田のボディをローブローとして注意していたレフェリーだが、アトエフのホールディングは なかなか減点しない。

ただし、度重なる抱え込みで遂に減点。
その後も村田は最終ゴングまで攻めまくり、13-12で逆転!
準決勝を勝ち抜いて「銀以上」を決めた!



体重69kg~75kgのミドル級は、日本の手は届かないと思われた階級。
ここで「銀以上」なんて、実に価値あるメダルだ!

11日の決勝では、ブラジルのエスキバ・ファルカンと金メダルをかけて対決する予定。
以前の国際大会では勝ってる相手だが、今回のアトエフとて初回は大振りを控えた体力温存が見られたし、村田も「自分も研究される選手になった」とコメントしているように、ファルカンも何らかの「村田対策」を練って来るに違いない。
英国選手を破って決勝進出も不気味だ。(でも米国も旧ソ連も層が薄くなった気がしますな・・・)

「日本アマチュアボクシング、48年ぶりの金メダルを狙う」という村田に期待が掛かる。

ミドル級の決勝戦は、8月12日(日)5:45~(日本時間)。
NHK総合でも放送される予定。

これは注目だ!

強姦未遂のボクシングジム元会長に実刑判決

2012年08月11日 | ボクシング
ええ!?
どこのジムだよ!?

・・・と思った このニュース。

「経営するボクシングジム内で女性に性的暴行を加えようとしたとして、強姦(ごうかん)未遂罪に問われた元ジム会長、瀬端幸男被告(55才)に対し、東京地裁は10日、懲役2年4月(求刑・懲役4年)の実刑判決を言い渡した。裁判長は『1時間近く女性をもてあそび、相当に悪質』と述べた」・・・そうな。

元ジム会長 瀬端被告?

「判決によると、被告は10年10月、足立区のジム内で会員の女性と2人になった際に馬乗りになって胸を触るなどの暴行を加えた。被告側は『女性が自分に気があると勘違いし、性交に同意していると誤信した』などと故意性を否定したが、判決は女性の供述の信用性を認めたうえで『被告は途中から同意が無いことを認識していた』と指摘。被告が『神様がくれたチャンス』などと発言したことから暴行の意思があったと認めた。一方で『自分の意思で犯行を途中でやめた』と認定し、刑を減軽した」

平成10年?
2年前の事・・・・で、実刑。

「被告は『ザ・おやじファイト』などの格闘技イベントを企画する興行主として知られていた」だって?

「ビー・タイト」の人じゃん!

別の記事では「被告はその犯罪容疑を認めている」そうな。
あっちゃあ~!!

これはボクシング業界からすると相当に大きなダメージになりますなぁ。

イケメン集めた興行とか、女子ボクサーばかりを集めた興行とか、私的には興味の方向の違う企画もありましたが、なにより旧来の拳闘界に無かったアイディアをドンドン導入して行った人物です。

そもそもが、ファンが高じてワタナベジムのマネージャーになり、独立した人。
内山高志をプロへ誘った人物。

※「国体後の内山は引退の意思を固めてプロのジムなどからの誘いも断ったが、
  ビータイトプロモーションの瀬端幸男の説得で引退を撤回し、ワタナベボクシングジムから
 プロへ転向することを決めた」という話。

残念。
罪状が罪状だけに塀の中から出てきても復帰は難しいでしょう。

貴重な人材が失われてしまったワケで、本当に残念。

間違いであって欲しいが、本人も容疑を認めているんじゃ仕方ない。
(反省を示し、量刑を軽減させるためかも知れないが・・・)

プロモートメインでジムを立ち上げ、ラウンドガール選出などで女性と関わることも多かっただろう。
擦り寄ってくる女性だって居たかも知れない。

そこで勘違いしてしまったって事か?脇が甘かったって事か?

内山チャンプへの影響も心配だ。

つ~か
いっそ「セバタなんて子、元々いなかったのよ!」と忘れてしまうか。
そうはいかないよなぁ・・・。
義理堅そうな内山チャンプだもんなぁ・・・。